デコルテは、顔に比べるとついケアを後回しにしてしまいがちなパーツです。そもそも「どこからどこまでがデコルテなの?」と迷う方も少なくありません。年齢サインが出やすい部位ともいわれており、どんなケアをすればよいか悩みますよね。
そこで本記事では、デコルテの解説に加え、きれいに見せるためのケア方法やおすすめアイテムを詳しく紹介いたします。
デコルテとは?体のどこの部分を指す?

デコルテと聞くと、鎖骨部分を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。しかし実際には、首から胸元にかけての広い範囲を指します。オフショルダーの服やドレスを着たときに目を引く、女性らしさを引き立てるパーツです。
デコルテには、老廃物や余分な水分の排出を担うリンパ管が集まっています。そのため、リンパの流れが滞っていると、肌のくすみや浮腫みの原因につながることもあります。
デコルテのケアを取り入れると顔周りも明るくなり、若々しい印象を与えられるでしょう。
デコルテの意味・由来

デコルテは、フランス語で「襟ぐりが深い」という意味をもつ言葉です。
もともとはドレスのデザインを表すファッション用語として使われていました。やがて、ドレスを着たときに見える首から胸元のラインを指すようになり、現在では体の一部を表す言葉として定着しています。
近年はファッションだけでなく、美容の分野でもデコルテの美しさが注目されています。
デコルテがきれいに見えない原因

デコルテがきれいに見えずに悩む方は少なくありません。ここからは、その原因について詳しく見ていきましょう。
乾燥や紫外線によるダメージ

デコルテがきれいに見えない原因の一つは、乾燥や紫外線によるダメージです。スキンケアや紫外線対策を怠ると、肌のバリア機能が低下し、乾燥やくすみといったトラブルが現れやすくなります。※
デコルテの皮膚は顔と同じように薄く、皮脂腺が少ないのが特徴です。そのため、紫外線や外部刺激の影響を受けやすく、日焼け止めを塗らなかったり保湿を怠ったりすると、ハリの低下やたるみといったエイジングサインにつながります。
- 参考文献:「デコルテのシワとシワの改善におけるマイクロフォーカス超音波可視化(MFU-V)の安全性と有効性を評価する前向き多施設共同ピボタル試験」Dayan、 S. Fabi、 S. Goldman、 M. Kilmer, S., & Gold, M. (2014). Plastic and Reconstructive Surgery , 134, 123-124.
加齢によるハリの低下

デコルテは加齢の影響を受けやすい部位です。肌のハリや弾力を支えるコラーゲンやエラスチンは年齢とともに減少するため、デコルテのボリュームが落ちてしまう方も少なくありません。※また、過度なダイエットで体重が減ると、肌のハリが失われ、骨ばったラインが目立つようになります。
- 参考文献:「加齢、たるみ、脂肪量がヒトの上胸部、腹部、腕の自然な皮膚張力に及ぼす影響 in vivo.真皮.」Ayadh, M., Abellan, M., Robic, J., Didier, C., Bigouret, A., & Zahouani, H. (2023).
血行やリンパの滞り

顔のくすみや浮腫みが気になる方は、デコルテのリンパが滞っている可能性が高いです。スマホの画面を同じ姿勢で見続けたり、デスクワークの時間が長かったりすると、首から肩にかけてのリンパが滞りやすくなります。
日常生活の摩擦や刺激

デコルテは、摩擦や刺激を受けやすいデリケートな部位です。紫外線によるダメージに加え、衣類との擦れや入浴中の洗い方が刺激となることもあります。とくに化学繊維の衣類は、肌への刺激やかゆみにつながりやすいといわれています。摩擦が続くと肌トラブルを招くため、できるだけ肌にやさしい素材を選ぶようにしましょう。
また、入浴中は肌を強く擦らず、ボディソープや石けんをしっかり泡立ててから洗うのがポイントです。洗浄力の強いアイテムは乾燥の原因になるので、弱酸性やマイルドな成分配合のものを選びましょう。
デコルテをきれいに見せるケア方法

デコルテをきれいに見せるには、どんなケアをすればよいか迷いますよね。ここからは、セルフケアの方法を4つ紹介いたします。
マッサージで血行を促す

デコルテをきれいに見せるには、リンパマッサージが効果的です。血行が促されることでくすみや浮腫みを改善し、顔周りを明るい印象に導きます。
デコルテのリンパマッサージ方法※
首を上下左右にゆっくり動かして、筋肉をほぐしましょう。
鏡を見ながら姿勢を正し、上から下へやさしくなでるように流します。
鎖骨のくぼみに人差し指と中指をあて、内側から外側へ左右5回ほどほぐします。
- 参考:KanKenpoビバーチェモア「毎日簡単にできるデコルテのマッサージ方法」より
紫外線対策を徹底する

デコルテをきれいに保つには、紫外線対策が欠かせません。日焼け止めやUVカット機能のあるアイテムを取り入れて、紫外線からしっかり肌を守りましょう。
また、デコルテのなかでも首まわりは年齢サインが現れやすい部位です。顔と同じように、紫外線対策と保湿ケアを意識して続けましょう。
ストレッチで姿勢を改善

正しい姿勢をキープすることで、デコルテラインがすっきり見えるようになります。ここでは、簡単にできるストレッチ方法を紹介します。
デコルテのストレッチ方法※
骨盤ごと左側を開き、右胸と肩の前側の伸びを感じながら呼吸を深める
- 参考:第一三共ヘルスケア「【背中・デコルテケア】きれいなラインに整える!ヨガインストラクター・Marikoがストレッチを伝授【後編】」より
保湿ケアを取り入れる

デコルテのハリや透明感を高めるには、保湿ケアを取り入れるのがおすすめです。首から胸元まで化粧水やクリームをなじませ、デコルテ全体にうるおいを与えましょう。顔のスキンケアの延長として、そのままデコルテまで広げて問題ありません。
さらに、デコルテのザラつきが気になるときは、ピーリングやスクラブを使用すると効果的です。保湿ケアの前に余分な角質を除去することで、なめらかな肌に整うでしょう。
デコルテケアにおすすめのアイテム5選
Her lip to BEAUTY | SENSUAL RICH BODY CREAM

SENSUAL RICH BODY CREAMは、デコルテのダメージをケアしながらうるおいとハリを与えるボディクリームです 。
特殊乳化技術を採用したオイルリッチな保湿力でありながら、ベタつきが少なく肌にスッとなじみます。
季節問わず使いやすいテクスチャで、紫外線を浴びた肌のアフターケアにもおすすめです。
奥行きのあるヌードパールの香りにも癒されるでしょう。
| 商品名 | SENSUAL RICH BODY CREAM |
| 価格/容量 | 4,300円(税込)/180g |
LUMERE BEAUTY | フェムケア ナイトアップクリーム

寝ている間にデコルテをケアするなら、フェムケア ナイトアップクリームがおすすめです。
就寝中のシンデレラタイムに着目した新処方で、肌のコンディションを整える「シンクロナイト※」と「イミュナイト※」の成分をWで配合しています。
マッサージしなくてもハリ・うるおいのアプローチが叶うため、デコルテラインの摩擦や刺激が気になる方にもぴったり。
ホワイトムスクの柔らかな香りもリラックスできると好評です。
| 商品名 | フェムケア ナイトアップクリーム |
| 価格/容量 | 3,190円(税込)/150g |
- 皮膚コンディショニング
médelle | メデル ボディスクラブ

デコルテのザラつきが気になる方は、メデル ボディスクラブを選ぶとよいでしょう。
有効成分イソプロピルメチルフェノールを配合した医薬部外品で、粒子の細かいスクラブが古い角質や汚れをやさしくオフします。
ソルトスクラブはデコルテやヒップの部分ケアはもちろん、泡立てネット等で泡立てると全身用のボディーソープとしても使えます。
ニキビ予防や消臭効果も期待できるため、肌荒れや体臭に悩む方にもおすすめです。
| 商品名 | メデル ボディスクラブ 【医薬部外品】 |
| 価格/容量 | 5,280円(税込)/400g |
| 有効成分 | イソプロピルメチルフェノール |
AMONA COSMETICS | AMONA バストケア クリーム

ふっくらとしたデコルテを目指すなら、AMONA バストクリームがおすすめです。
フランスのセダーマ社が開発した植物由来のハリ成分「ボルフィリン」を10%配合し、年齢の影響を受けやすいデコルテラインにハリとボリューム感を与えます。
さらに、高い保湿力をもつヒアルロン酸や美容成分が豊富に含まれており、乾燥を防ぎながらしっとりなめらかな肌に導きます。
| 商品名 | AMONA バストケア クリーム |
| 価格/容量 | 3,980円(税込)/30g |
ハーリス | ネックシートマスク

デコルテの集中ケアには、ハーリス ネットシークマスクを使うとよいでしょう。
首からデコルテ全体を覆うシートマスクで、エイジングケア※に欠かせない成分がたっぷり含まれています。
さらに、天然コットン100%の厚みのあるシートが肌のうるおいを閉じ込めて逃しません。
乾燥によるハリ不足の肌にも高い効果が期待できます。
| 商品名 | ネックシートマスク |
| 価格/容量 | 5,940円(税込)/1枚(50ml)×3袋 |
- 年齢に応じたお手入れ
デコルテケアでハリのある肌を目指しましょう
今回は、デコルテをきれいに見せるための方法を中心に、セルフケアのポイントやおすすめアイテムを紹介しました。
デコルテは衣類で隠れていることも多く、普段の生活で意識しにくい部位です。そのため、気づかないうちにくすみやたるみなど、肌のダメージが進んでいることもあります。
デコルテをきれいに保つには、顔と同じように保湿ケアや紫外線対策を徹底しましょう。毎日のケアを続けることで、ハリと透明感のある肌を目指せます。
これまで気にかけていなかった方も、ぜひこの機会に取り入れてみてくださいね。
参考文献
- セキララゼクシィ:「デコルテとはどこの部分?簡単マッサージでキレイを手に入れる!」
- Triumph:「デコルテはどこからどこまで?綺麗に見せるケア方法やおすすめインナーも紹介」
- KanKenpo Vivace more:「美と健康のデコルテケア」
- KanKenpo Vivace more:「毎日簡単にできるデコルテのマッサージ方法」
- マイベスト:「デコルテ用クリームのおすすめ人気ランキング【首のケアにも|2025年10月】」
- 第一三共ヘルスケア:「【背中・デコルテケア】きれいなラインに整える!ヨガインストラクター・Marikoがストレッチを伝授【後編】」

