混合肌のスキンケア|べたつきを抑えてうるおいを与えるバランスケア

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混合肌のスキンケアは「しっとりタイプだとべたつく」「さっぱりタイプだと乾燥する」など、なかなか肌に合うものが見つからない、とお悩みの方は多いものです。

結局何を使えばいいのかと、迷う人もいるのではないでしょうか。

本記事では、混合肌の理想的なスキンケアの方法や選び方についてくわしく解説します。

この記事を最後まで読むと、混合肌のべたつきを抑え、うるおいを与えるバランスケアを肌で感じやすくなりますのでぜひ参考にしてください。

目次

混合肌はどんな肌?

混合肌は、顔の中で乾燥する部分と皮脂分泌が多い部分が混在する肌質のことです。

Tゾーンやあごは皮脂が出やすくべたつきがあるが、Uゾーンや目の周りは乾燥している肌状態をいいます。

インナードライ肌は、水分量が少なく皮脂が多い肌のことですが、インナードライ肌も混合肌に分類されます。

「夏は脂性肌だけど冬は混合肌になる」または「夏は混合肌だけど冬は乾燥肌になる」というケースもあり、元々の肌質をベースに季節によって変化します。

肌状態は、季節により変わるため、自分が混合肌かどうか調べたい場合は「オンライン肌診断」などでチェックするのがおすすめです。

混合肌に多い肌悩み

同じ顔なのに、複数の肌質が混在する混合肌にはさまざまな悩みが生じやすくなります。

混合肌には以下のような悩みが挙げられます。

  • しっかり保湿ケアをするとメイク崩れをおこす
  • クリームファンデーションだと崩れ、パウダーファンデーションだとパサつく
  • 鼻や頬の毛穴が目立つ
  • 部分的にざらつきがある

混合肌はスキンケアだけでなく、ベースメイク選びも悩みどころです。

次章では、混合肌のスキンケアの前に、混合肌になってしまう原因から見ていきましょう。

混合肌になる3つの原因

脂性肌や乾燥肌は、生まれ持った肌質の影響が大きいですが、混合肌はスキンケアの仕方や年齢によるものがあると考えられます。

混合肌になる3つの原因を見て、ご自身に該当するものがないかチェックしてみてください。

洗顔やクレンジングで落としすぎる

洗顔やクレンジングでうるおいを落としすぎてしまうと、混合肌に傾く原因になります。

洗浄力の高い洗顔料やW洗顔をおこなっていると、肌本来が持つうるおいを洗い流しすぎててしまいます。

うるおいを失った肌は、みずからうるおいで肌を満たそうとする働きがあり、毛穴から皮脂を分泌させます

皮脂が活発なTゾーンや頬は、皮脂でテカテカになりますが、皮脂が少ない目の周りや口周りは乾燥したままの状態になります。この状態が混合肌なのです。

スキンケアが不足している

混合肌は部分的に皮脂が多く、メイク崩れをおこしやすいです。そのため、化粧水だけや軽めのスキンケアで済ませていると、肌の水分が蒸発してしまい「水分量<皮脂量」となりバランスが崩れてしまいます

また、人気のオールインワンスキンケアは、混合肌には使いにくい傾向があります

保湿力がありすぎるとTゾーンはべたつき、保湿力が弱すぎるとUゾーンや目の周りが乾燥するなど調整が難しいからです。

適切なスキンケアができていないと、四季のある日本人は混合肌になりやすいでしょう。

加齢によって肌が変化する

肌の水分量と皮脂量の増減は一定ではなく、水分量は年齢とともに低下するのに対し、皮脂量は30歳前後をピークに減少してきます。

20代はある程度の水分量と油分量がありますが、30代後半になると多くの方が「水分量<皮脂量」に逆転します。

加齢により肌状態が変化し、脂性肌から混合肌に、普通肌から混合肌にシフトする場合があります。

混合肌のバランスを整えるスキンケア

混合肌は、肌の水分量と皮脂量のバランスが悪い肌状態です。

混合肌をケアするには、いかにバランスを整えるスキンケアをおこなうかが重要になります。

クレンジングはたっぷり使う

クレンジングは、肌に長時間置くと肌のうるおい成分が奪われてしまうため、たっぷりの量を肌に塗布し、短時間で終わらせるのがコツです。

量が少ないと、のばすのに時間がかかったり肌摩擦が生じたりします。

また、皮脂崩れ防止機能が付いた下地やファンデーションを使っているのに、洗浄力が低い水溶性ジェルクレンジングやミルククレンジングを使用すると、肌に残留しやすくなります。

肌にメイク汚れが残留すると、毛穴詰まりや肌荒れの原因になるため注意しましょう。

使用しているベースメイクに合わせたクレンジングを選ぶことが必要です。

【混合肌のクレンジングの手順】

  1. 手にたっぷりとクレンジングを取り出す
  2. 手早くメイク汚れになじませる
  3. 手を洗い、濡れた手でクレンジングを乳化させる
  4. ぬるま湯で洗い流す

クレンジングを肌にのせている時間は1分以内が理想です。なるべく手早く洗い流しましょう。

クレンジングはなるべくW洗顔不要のタイプを使用し、洗う回数を減らすのが混合肌のクレンジングのコツです。

洗顔は保湿成分配合タイプを使う

混合肌の洗顔料は、落とすだけでなくうるおいを与える保湿成分配合タイプがおすすめです。

洗顔料は洗浄成分+保湿成分をチェックしましょう。

ラウリル硫酸やラウレス硫酸などの洗浄成分は、洗浄力が高いためなるべく避けて、アミノ酸系洗浄成分だと落とし過ぎを防げます。

アミノ酸系洗浄成分+ヒアルロン酸、セラミドなどが配合されているとしっとりします。

石けんは洗浄力が高いと思われている方が多いですが、熱を加えない「コールドプロセス製法」の石けんは、グリセリンや油脂が多く配合されており、しっとりとした洗いあがりになります。

広告やパッケージに「コールドプロセス製法」と書かれているので、チェックしてみてください。

化粧水はオイリーな部分に合わせて選ぶ

化粧水は顔全体につけるものなので、混合肌には悩みどころのアイテムですが、オイリーな部分に合わせて選ぶのがおすすめです。

化粧水は肌に水分を与え、次に使うスキンケアのブースター効果も兼ねています。

オイリーな箇所に合わせて選び、乾燥する箇所は後でつけるスキンケアで調整していきましょう。

エタノールは肌刺激になるから避けるほうが良い、と言われることがありますが、化粧水に少量配合することで、うるおいを与えながら軽やかな使用感が得られます。

エタノールは少量配合であれば、敏感肌以外は過度に避ける必要はありません

40代以降の混合肌になると、ある程度のうるおいも必要になるため、エタノールが少量配合されることでべたつかない保湿ケアができます。

肌バランスをサポートする成分を取り入れる

混合肌がスキンケアを選ぶときには、肌バランスをサポートする成分にも着目していきましょう。

年齢とともに不足しがちな成分や、皮脂分泌を抑える成分を取り入れるのがおすすめです。

おすすめ成分肌への効果
セラミドバリア機能をサポート、肌の乾燥を防ぐ
ヒアルロン酸皮膚に水分を引き寄せる 肌を保湿する
コラーゲン肌表面をしなやかに保護し、保湿する
アミノ酸分子が小さく角質層内に浸透し、本来のうるおいを保つ
ビタミンC誘導体美白効果以外に皮脂分泌を抑えることが期待できる
ライスパワー®No.6皮脂分泌抑制が認められた医薬部外品の有効成分

セラミドは、人が持っているセラミドの構造と似ている「ヒト型セラミド」がおすすめです。ヒト型セラミドは「セラミドNP」「セラミド1」のように、最後にアルファベットか数字が付いています。

ビタミンCは体内で合成できないため、外から補うことが必要です。壊れやすいビタミンCを安定化させたものがビタミンC誘導体になります。

化粧水や美容液、クリームなどさまざまなアイテムに配合されています。

ライスパワー®No.6は、日本で唯一「皮脂抑制効果」が認められた有効成分です。配合されている商品は少ないですが、混合肌の皮脂バランスを整えるのにおすすめの成分です。

乾燥する箇所は乳液やクリームで調整する

化粧水で肌を整えたら、足りないうるおいは乳液やクリームで調整します。

乳液やクリームなどの油溶性成分を塗布することで、肌の水分蒸発を防ぎ皮脂分泌をおだやかにします。

皮脂が出やすい部分は少量塗布し、乾燥しやすい部分は多めに塗布しましょう。

アイクリームは目元の乾燥対策や部分ケアに使用でき、足りないうるおいを補うのに効果的なアイテムです。

混合肌のテカリ対策と乾燥ケア

混合肌はテカリと乾燥のどちらも気になるものです。テカリ対策と乾燥ケアにおすすめの方法とアイテムをご紹介します。

Tゾーンや皮脂が多い箇所は収れん化粧水を使う

毛穴が目立つ箇所や皮脂が多い場所には、収れん化粧水を取り入れることで、日中のテカリ対策ができます。

収れん化粧水は、肌を引き締めて皮脂浮きを抑える効果があります

使い方は、化粧水→(美容液)→乳液→収れん化粧水、の順番で使用します。

通常の化粧水のような使用方法ではなく、コットンに含ませて皮脂分泌の気になる箇所だけ、ポンポンと抑えてなじませます。

このひと手間で、メイク持ちが良くなりますのでぜひお試しください。

ファンデーションは極力薄くつける

混合肌は、皮脂分泌が多い箇所、乾燥している箇所、どちらもメイクが崩れやすいです。

ファンデーションは極力薄くつけておくと、ヨレや崩れを防げます

リキッドファンデーションクッションファンデーションは、薄付きで軽やかに仕上がるため混合肌におすすめです。

シミや色ムラが気になる場合は、コントロールカラーやコンシーラーを併用しましょう。

日中の乾燥はミスト化粧水でケア

皮脂が多く水分量の少ない混合肌の日中の乾燥対策には、ミスト化粧水を取り入れるのがおすすめです。

メイク直しのときや乾燥が気になるときに、シュッと保湿できるミスト化粧水は混合肌の必需品。

皮脂をサポートするアイテムや保湿アイテムを上手く取り入れると、1日きれいな肌を目指せます。

混合肌のスキンケアは肌バランスを整えることに着目

混合肌は、皮脂が出る部分には抑えるケア、乾燥する部分には補うケアを取り入れることで肌バランスが整いやすくなります。

夏と冬の2極化しつつある近年は、混合肌にとってより厳しいものになってくるため、肌バランスを整えるケアに着目していきましょう。

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