肌の乾燥やハリ不足など、年齢とともに深まるエイジングサイン。
その悩みに対して、近年注目を集めているのが「ライスパワー®No.11」という成分です。
最近では、このライスパワー®No.11を配合したスキンケア用品が数多く登場しており、30〜40代の方を中心に愛用者が急増中。
この記事では、ライスパワー®No.11の効果や取り入れ方から、今注目すべきおすすめ製品まで、詳しく解説していきます。
ライスパワー®No.11とは

ライスパワー®No.11という成分について、耳にしたことはあってもどのような成分なのか知っている方は、意外と少ないでしょう。
そこで、まずはライスパワー®No.11の特徴をわかりやすくお伝えします。
お米由来の発酵成分
スキンケア業界で近年注目を集めている成分のひとつである、ライスパワー®No.11。
このライスパワー®No.11は、その名の通り、国産米を発酵・熟成させたことで生み出される「ライスパワー®エキス」の一種に分類されます。
100%国産米を原料としていることから、日本人にとっては身近に感じられる成分です。
肌にうるおいを蓄える力をサポートするため、インナードライ肌や乾燥肌の人にはぴったりの成分ともいえるでしょう。
ほかのライスパワー®エキスとの違い
そもそもライスパワー®エキスは、江戸時代から続く酒屋「勇信酒造」によって開発された成分です。
その研究過程では、お米の発酵エキスを麹菌・酵母・乳酸菌などと組み合わせて熟成させており、調合のバランスを変えることで、複数種類のライスパワー®エキスが開発されてきました。
その結果、現在実用化されているライスパワー®エキスは14種類。
なかでもこのライスパワー®No.11は、日本で唯一「皮膚の水分保持能を改善する効果」が認められている点で注目されています。
また最近では、ライスパワー®No.11を3倍に濃縮した成分として、新たにライスパワー®No.11αも登場しています。
ライスパワー®No.11の3つの効果

次に、ライスパワー®No.11に期待できる3つの効果をご紹介します。
① 肌の水分保持力を高める
ライスパワー®No.11は、肌が本来持っている水分保持機能に働きかけ、角層内の水分量を根本的に増やす働きをします。
肌表面を覆うような従来の保湿ケアでは足りていなかった水分を、「肌の内側※まで整える」という新しいアプローチによって補えるのが、この成分の最大の魅力です。
- 角層まで
② 肌のバリア機能をサポート
通常、肌はターンオーバーを繰り返すことで、角層内の細胞同士を結び付けるバリア機能を維持しています。しかし、乾燥や摩擦によって肌表面のバリア機能が低下すると、細胞間のセラミド※1が減少し、外部刺激に過剰に反応してしまう敏感肌になりがち。
ライスパワー®No.11はそんな肌内部※2のうるおいを補うことで、バリア機能をサポートできるため、ゆらぎにくい肌コンディションに導きます。
- 角層内の細胞の間を埋める細胞間脂質の構成成分
- 角層まで
③ 肌のキメにアプローチ
ライスパワー®No.11を継続して取り入れると、肌本来の力※が育まれるため、キメの整った素肌に近づきます。
一般的に、年齢を重ねた肌は、紫外線や乾燥などによる刺激を受けてさまざまなトラブルを引き起こすもの。ライスパワー®No.11は、肌の生まれ変わりを支える基底層まで浸透することで、なめらかな肌に導くサイクルをつくり出します。
- 皮膚水分保持能
ライスパワー®No.11はどんな人におすすめ?

続いて、ライスパワー®No.11を取り入れるべき年代や肌質について、解説していきます。
エイジングケアを意識し始めた40代〜50代女性
加齢による乾燥やハリ不足を根本からケアしたい方にとって、ライスパワー®No.11は非常に頼もしい成分です。
ライスパワー®No.11によって皮膚の水分保持能が改善すると、肌がきれいな印象になり、すっぴんにも自信が持てるようになります。肌が生まれる基底層まで届いて働き、これまで通りのスキンケアに物足りなさを感じている方は必見です。
乾燥・敏感肌の20代〜30代女性
生活習慣の乱れや季節の変化によって、肌の乾燥やゆらぎが気になり始める20代〜30代。
この世代の方は、スキンケアに力を入れ始めたばかりで「どんな成分が自分に合うか分からない」と迷うこともあるでしょう。
ライスパワー®No.11は、そんなときにも心強い成分。長期的に肌の土台を整えてくれるので、エイジングケア※へのファーストステップとしても有効です。
- 年齢に応じた肌ケア
ライスパワー®No.11の取り入れ方

ここからは、ライスパワー®No.11の具体的な取り入れ方について説明していきます。
普段のスキンケアにプラスしやすい成分なので、ぜひ試してみてください。
化粧水 or 美容液?どのステップで使うべきか
現在、ライスパワー®No.111は、化粧水・美容液・クリームなど幅広いアイテムに配合されています。
どのアイテムを選んでも効果に大きな違いはありませんが、最大の特徴である「皮膚の水分保持能の改善」を意識するなら、導入美容液や化粧水などスキンケアの第一段階として取り入れたほうがよいでしょう。
また、肌の土台をしっかり整えるには、その後のケアとして乳液やクリームも組み合わせて使用するのがおすすめです。
朝晩どちらでも使用できる?
ライスパワー®No.11は、朝晩どちらのスキンケアにも取り入れられる成分です。
自然由来の成分であるため、肌への刺激になりにくく、ほかのスキンケアアイテムとの併用も問題ない場合がほとんどでしょう。
ライスパワー®No.11配合のおすすめ製品5選
最後に、ライスパワー®No.11が配合されているスキンケア製品を5つご紹介します。
どれもすでにSNS上では話題になっている人気アイテムなので、ぜひ好みに合わせて選んでみましょう。
①ONE BY KOSE|セラムヴェール ディープリペア

肌の水分保持能改善有効成分ライスパワー®No.11を配合した導入美容液。
洗顔後すぐの肌に使用することで、肌の水分保持能を高め、あとから塗り重ねるスキンケアのなじみをサポートします。
ベタつかず、もっちりとした潤密肌を目指せるため、インナードライや慢性的な乾燥に悩む人におすすめの1本です。
商品名 | セラムヴェール ディープリペア |
価格/容量 | 1,320円(税込)/14mL 5,500円(税込)/60mL 9,350円(税込)/120mL |
有効成分 | ライスパワーNo.11(米エキスNo.11) |
②米肌(MAIHADA)|肌潤改善エッセンス

みずみずしいつけ心地が好みの方におすすめの美容液。セラミドを生み出し、肌の水分保持能を改善すると認められた有効成分ライスパワー®No.11を配合。
角層深部まで浸透させるKOSÉ独自の技術「モイストインジェクション処方」により、肌にスッとなじむような軽やかなテクスチャーを実現しています。使い続けることですこやかな肌にととのえます。
商品名 | 肌潤改善エッセンス |
価格/容量 | 7,700円(税込)/30ml |
有効成分 | ライスパワー®No.11 |
③ライスフォース|ディープモイスチュアローション

ライスパワー®エキスと聞いたとき、思い浮かべる方が多いのが「ライスフォース」。なかでもこの化粧水は、ブランドの看板アイテムとして長年愛されてきたロングセラーアイテムです。
とろみのあるテクスチャーで、肌にスーッと馴染みます。乾燥による肌表面のごわつきや粉ふきを感じやすい方にはぴったりです。
商品名 | ディープモイスチュアローション |
価格/容量 | 5,280円(税込)/60mL 8,800円(税込)/120mL |
有効成分 | ライスパワーNo.11α、グリチルリチン酸2K |
④ineuly グロウセラム

ライスパワー®エキスの研究を続けてきた勇信酒造が開発した先行型ベース美容液。
皮膚水分保持能の改善有効成分ライスパワー®No.11αに加え、肌荒れ防止有効成分としてグリチルリチン酸ジカリウムも配合されています。
軽やかなジェル状のテクスチャーや爽やかなハーバル系の香りも、毎日使い続けたくなるポイントです。
商品名 | グロウセラム |
価格/容量 | 6,820円(税込)/50g |
有効成分 | ライスパワーNo.11α、グリチルリチン酸ジカリウム |
⑤エスティ ローダー|アクア チャージ 薬用 ミルキー クリーム

ブランド初となる「日本人女性のために生み出されたスキンケアシリーズ」で、勇心酒造と共同開発により「肌の水分保持能を改善する」有効成分としてライスパワー®No.11αを配合しています。
なめらかに伸びるクリームは、肌にしっとりなじむため、朝晩どちらでも使用可能。
乾燥によるくすみやハリ不足が気になる方に、ワンランク上の保湿ケアとしておすすめです。
商品名 | アクア チャージ 薬用 ミルキー クリーム |
価格/容量 | 9,900円(税込)/50mL |
有効成分 | ライスパワーNo.11α、グリチルリチン酸2K |
ライスパワー®No.11で肌悩みに新たなアプローチを
ライスパワー®No.11は、乾燥やゆらぎ肌など、年齢や肌質を問わず多くの肌悩みにアプローチできます。
特に、肌がうるおいを保つ力自体に働きかける点は、ほかのスキンケア成分にはない大きな魅力です。これまでどんな保湿ケアをしてもピンと来なかったという方は、ぜひこれを機にライスパワー®No.11を取り入れてみてはいかがでしょうか?
