
「肌にうるおいが足りていない気がする」「朝起きると肌がカサカサ…」
このような悩みをお持ちの方は、スキンケアによる保湿が足りていないかもしれません。せっかく化粧水を塗っても、保湿クリームなどの油分で蓋をしなければ、乾燥が悪化する可能性があります。
今回は、保湿クリームのおすすめ8選と、肌に合った選び方を紹介します。
保湿クリームの効果とは?乳液との違い

保湿クリームは肌にうるおいを与え、水分が逃げないように油分の膜で蓋をするものです。
化粧水や乳液で補給した水分を保湿クリームがしっかりと閉じ込めるので、乾燥を防ぎ、キメの整った肌へと導きます。
一方で乳液はエマルジョンと呼ばれ、クリームに比べると水分が多く、油分が少ないのが特徴です。
サラっとした感触で肌にうるおいを与えてくれます。
乳液とクリームはどちらも保湿を目的としたアイテムですが、水分と油分の配合バランスが異なります。
保湿クリームの上手な選び方
保湿クリームを選ぶポイント4つを紹介していきます。
肌質に合った選び方

保湿クリームは自分の肌に合ったものを選ぶことで、効果的かつ快適なケアにつながります。
肌のタイプと特徴、おすすめの保湿クリームを以下の表にまとめました。
肌のタイプ | 特徴 | おすすめの保湿クリーム |
---|---|---|
普通肌 | ・肌がうるおっており、水分と油分のバランスがいい ・毛穴や肌トラブルがほとんどなく、外部環境から影響を受けにくい | ・ベタつきが少なく軽いテクスチャーのクリーム ・セラミド・ヒアルロン酸などの保湿成分が配合されたクリーム |
乾燥肌 | ・水分・皮脂が不足しがち ・乾燥によるカサつきや小じわが気になる | ・セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が配合された高保湿タイプ ・こっくりとした濃厚なクリーム |
脂性肌 | ・皮脂分泌が多くテカリやすい ・毛穴づまりやニキビができやすい | ・ジェルタイプの軽いクリーム ・ベタつきの少ないクリーム |
混合肌 | ・鼻やおでこなどはテカリやすく、頬は乾燥しやすい ・季節や体調の変化によって肌質が変化することがある | ・保湿力が高くベタつきにくクリーム ・部位によって量を調節できるもの |
敏感肌 | ・肌のバリア機能が低下しやすい ・刺激に弱く、赤みやかゆみなどのトラブルが起こりやすい | ・乾燥や刺激から肌を守る成分が配合されたクリーム ・肌への刺激が少ない製品 |
肌質に合わないクリームをつけてしまうと、乾燥が気になったり逆にベタついたりとトラブルにつながる可能性があります。
自分の肌質を見極めて保湿クリームを選びましょう。
保湿力にこだわる
乾燥が気になる方や冬場の集中ケアとして使用したい方は、うるおいを長時間キープできるクリームを選ぶことが大切です。
保湿成分がいくつか配合されたものを選びましょう。
【おすすめ保湿成分】
- ヒアルロン酸
- セラミド
- グリセリン
- スクワランなど
とくに、高保湿タイプのクリームは保湿成分がたっぷり配合されています。
毎日の生活に追われ忙しい方は、高保湿タイプのクリームを一つ取り入れるだけでスキンケア工程が減り、時短につながるでしょう。
使い心地の良さ
毎日ストレスなく使えるかどうかも、保湿クリームを選ぶ上で大切なポイントです。
製品によってテクスチャーや塗った後の仕上がりが異なります。
朝のメイク前に使うなら、サラッと伸びてベタつかないジェルや軽めのクリームがおすすめです。
塗った後にさっと肌になじみ、すぐにメイクに取りかかれるでしょう。
一方、夜のケアや乾燥がひどい時には、濃厚でしっとり感の高いクリームを選ぶと肌が落ち着きます。
また香りをチェックすることも大切です。
香りの有無も使い心地に影響するため、リラックスしたい夜は好みの香り、香料が苦手なら無香料タイプなど、ライフスタイルに合わせて選んでみてくださいね。
敏感肌向けの選び方
敏感肌の方は、肌への刺激が少ない保湿クリームを選びましょう。
肌のバリア機能が弱まっていると、保湿クリームが原因で肌トラブルに発展する可能性があるからです。
アレルギーがある方は、製品の成分表をチェックしてみてください。
人によっては、アルコール・香料・着色料などが刺激になる可能性があります。
敏感肌が気になる方は、バリア機能をサポートするセラミドやホホバオイルなどの保湿成分が配合された保湿クリームもおすすめです。
保湿クリームのおすすめ8選
肌をしっとり保湿し、うるおいを閉じ込めるおすすめの保湿クリームを8選紹介します。
コスメデコルテ リポソーム アドバンスト リペアクリーム

いくつもの層の中に美容成分※をたっぷり抱えた「ナイト多重層バイオリポソーム®」(ナイトカプセル)を採用しています。
寝る前に使用すると、長時間うるおいを閉じ込め、ハリと弾力のあるつや肌を目指せます。
夜の集中ケアにおすすめのナイトクリームです。
商品名 | リポソーム アドバンスト リペアクリーム |
価格/容量 | 11,000円(税込)/50g |
- 甘草葉エキス・シャルドネエキス・シロキクラゲエキス・アルギニン・玉露エキス・テンニンカ果実エキス・ヒドロキシプロリン・エクトイン・ヒアルロン酸・ビタミンE・白樺樹液・グリセリン(保湿成分)
シャルドネエキスはブドウ果実エキス、玉露エキスはチャ葉エキス、ヒアルロン酸はヒアルロン酸ジメチルシラノール、ビタミンEはトコフェロール、白樺樹液はシラカンバ樹液です
キュレル 潤浸保湿 フェイスクリーム

消炎剤※が配合された、肌荒れしにくい保湿クリームです。
つけた瞬間しっとりとうるおい、吸い付くようなもっちり肌を目指せます。
軽いつけ心地で朝・夜を問わず使いやすい製品です。
商品名 | 潤浸保湿 フェイスクリーム |
価格/容量 | 2,970円(税込)/40g 4,950円(税込)/70g |
有効成分 | アラントイン |
- 肌荒れを防ぐ有効成分アラントイン
SK-II スキンパワー アドバンスト エアリークリーム

睡眠不足や季節の変化、不適切な食生活などによって引き起こされる「炎症老化」に立ち向かう保湿クリームです。
ピテラ™ ※1・シャクヤクエキス※2・キンレンカエキス※3の3つの成分が肌のうるおいやハリをしっかりサポート。
使い続けることで、ふっくらした弾力のある肌を目指せます。
商品名 | スキンパワー アドバンスト エアリークリーム |
価格/容量 | 17,600円(税込)/50g 25,300円(税込)/80g |
- ピテラ™ :特別な酵母の株から、独自のプロセスで発酵させ生み出した、SK-IIだけの天然由来成分(SK-II独自のガラクトミセス培養液-整肌保湿成分)
- シャクヤク根エキス(ハリケア整肌成分)
- ノウゼンハレン花/葉/茎エキス (整肌成分)
dプログラム スキンリペアクリーム
肌荒れ・ニキビを防ぐ2種類の薬用有効成分※1を配合した保湿クリームです。
角層の深部にうるおいを閉じ込めます。
厳選成分のみを配合・敏感肌パッチテスト済み※2・感覚刺激性テスト済み※2※3など敏感肌のことを考えて作られています。
つけたあとはサラっと仕上がりベタつきにくいので、毎日使いやすいテクスチャーです。
商品名 | スキンリペアクリーム |
価格/容量 | 3,960円(税込)/45g |
有効成分 | トラネキサム酸、グリチルリチン酸ジカリウム |
- トラネキサム酸、グリチルリチン酸ジカリウム
- すべての方にアレルギーや皮ふ刺激がおきない、また、ニキビができないわけではありません。
- ピリピリ・ヒリヒリといった使用直後の刺激感を確かめるスティンギングテストのことです。
オルビスユー ドット クリームモイスチャライザー

年齢を重ねたことによるゆるみがちな肌の印象を、ハリや透明感※1のあるいきいきした印象に導きます。
また、美白※2有効成分トラネキサム酸配合で、年齢肌※3の気になるシミを予防します。
伸びのいいテクスチャーでうるおいをしっかり閉じ込める保湿クリームです。
商品名 | オルビスユー ドット クリームモイスチャライザー |
価格/容量 | 3,960円(税込)/50g |
有効成分 | トラネキサム酸 |
- うるおいによる
- メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ
- 年齢を重ねた肌
VT CICA クリーム

肌に心地よくなじむジェル状のクリームです。
プルプルした質感でべたつきにくく、肌の角質層までしっとり浸透。
セラミドNP※が配合され、朝塗ると夜までうるおいを与え、乾燥を防ぎます。
敏感肌の方や軽い使用感のクリームをお求めの方におすすめの製品です。
商品名 | CICA クリーム |
価格/容量 | 2,730円(税込)/50ml |
- 保湿成分
無印良品 敏感肌用クリーム

天然由来成分※1100%の低刺激※2にこだわった保湿クリームです。
体調や季節によってゆらぎやすい肌をしっかり整えます。
3種類の植物エキス※3やセラミド※4、アミノ酸※5を配合し、うるおいをぎゅっと閉じ込め健やかな肌に整えます。
商品名 | 敏感肌用クリーム |
価格/容量 | 1,590円(税込)/50g |
- 天然成分を化学的に反応させた成分を含みます。
- すべての方にアレルギーや皮ふ刺激が起きないというわけではありません
- ユーカリ葉エキス、スベリヒユエキス、グレープフルーツ種子エキス(うるおい成分)
- セラミドNP(うるおい成分)
- アラニン、アルギニン、グルタミン酸Na、セリン、プロリンン(うるおい成分)
アベンヌ イドランス クリーム n

アベンヌ温泉水※1とコヒダーム™※2がたっぷりのうるおいを角層内部にとどめ、乾燥しがちな肌をふっくらやわらかい質感へ導きます。
しっとりしたコクのあるテクスチャーで、なめらかな仕上がりをもたらしてくれます。
水分不足で肌がつっぱりやすい方や乾燥による肌荒れが気になる方に1年を通しておすすめの製品です。
商品名 | イドランス クリーム n |
価格/容量 | 3,080円(税込)/39g |
- 温泉水(整肌成分)
- コヒダーム™…ステアロイルオキシステアリン酸イソセチル、トリエチルヘキサノイン、フィトステロールズ(整肌保湿成分)
保湿クリームを使うときの注意点

保湿クリームは使い方によっては、肌によくない影響を与えることもあるため注意が必要です。
保湿クリームを使用する際の注意点を見ていきましょう。
保湿クリームの塗りすぎ
保湿クリームは、適量を超えて重ね塗りしすぎると油分が多くなり、毛穴詰まりや黒ずみなどのトラブルの原因になることもあります。
パッケージなどに記載された適量を目安にして、肌がベタベタになるほど重ねないように気をつけましょう。
保湿クリームはニキビの原因になる?
保湿クリームは、正しく使えばニキビの直接的な原因にはなりません。適切に乾燥対策をすることで皮脂の過剰分泌を抑えられます。
しかし、皮脂が比較的多い方や毛穴づまりが気になる方が油分の多すぎるクリームを使用すると、ニキビが悪化することがあります。
皮脂が気になる方は、毛穴を詰まらせにくい処方のノンコメドジェニックと表示された製品や、抗炎症成分配合のクリームを選ぶのがおすすめです。
まとめ
化粧水などの保湿剤で肌に水分を与えた後は、油分の多い保湿クリームで蓋をすることで肌のうるおいをキープできます。
肌質や季節によっても肌に合う保湿クリームが変わってきます。
今回紹介したアイテムや選び方を参考に、お気に入りのアイテムを見つけてみてください。
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