「洗顔後に肌がつっぱる」「肌がカサつきやすい」とお悩みの方も多いでしょう。
そんなときは、マイルドな洗浄力の洗顔料を選び、正しい洗顔方法を実践することで、しっとりとした洗い上がりを実感しやすくなります。
今回は、洗顔後の肌が乾燥しやすい理由や、つっぱりを感じにくい洗顔方法のポイントを解説します。乾燥肌向けの洗顔料の選び方やおすすめ商品も紹介しますので、うるおいのある肌を保ちたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
洗顔後の肌が乾燥しやすい理由は?

洗顔後に肌が乾燥しやすくなる理由は、洗顔料によって汚れだけでなく、肌本来の保湿成分まで洗い流されてしまうためです。
肌の最も外側にある角質層には「NMF(天然保湿因子)」「細胞間脂質」「皮脂」といった保湿成分が存在し、肌の水分と油分のバランスを保っています。また、角質層にはバリア機能もあり、乾燥や紫外線、花粉、PM2.5などの外部刺激から肌を守る役割も担っています。
しかし、洗顔によってNMFや細胞間脂質、皮脂が落とされてしまうと、肌表面から水分が蒸発しやすくなり、乾燥を招くのです。
さらに、洗浄力の強い洗顔料を使ったり、肌をゴシゴシこすったりしていると、角質層が傷ついて肌のバリア機能が低下し、乾燥が進みやすくなります。その結果、皮むけやかゆみ、ヒリヒリ感などのトラブルが起こることもあります。
乾燥肌向け洗顔料の選び方

水分も皮脂も少ない乾燥肌の方は、肌のうるおいを守りながら、やさしく汚れを落とせる洗顔料を選ぶのがポイントです。
ここでは、乾燥肌でもしっとりとした洗い上がりを実感できる洗顔料の選び方を解説します。
保湿成分に注目する
乾燥肌の方は、保湿成分が配合された洗顔料がおすすめです。
- セラミド
- グリセリン
- BG
- スクワラン
- ヒアルロン酸 など
これらの保湿成分が配合された洗顔料を使うことで肌の水分をキープしやすくなり、洗顔後の乾燥を防げます。
泡立ちの良さではなく洗い上がりのしっとり感で選ぶ
「泡立ちが良いほうが肌の摩擦を軽減できるから、肌に良いのでは」と考える方もいるでしょう。しかし、泡立ちが良い洗顔料は脂をとる「脱脂力」が強く、肌の皮脂を過度に落としてしまうことがあります。
そのため、乾燥肌の方は、泡立ちの良さで選ぶのではなく、洗い上がりにしっとり感が残る洗顔料がおすすめです。泡立ちが悪い洗顔料でも、泡立てネットを使えばしっかり泡立てられます。
マイルドな洗浄力の洗顔を選ぶ
洗浄力が強すぎる洗顔料は洗い上がりがさっぱりしますが、肌に必要な皮脂まで落としてしまうため、乾燥によるつっぱり感が出やすくなります。
たとえば、以下のようなアミノ酸系やベタイン系の洗浄成分は洗浄力がマイルドで、乾燥しにくく、乾燥肌の方におすすめです。
- ラウロイルメチルアラニンNa
- ココイルグルタミン酸Na
- コカミドプロピルベタイン
- ココアンホ酢酸Na
乾燥肌におすすめの洗顔料【デパコス編】
ここからは、乾燥肌におすすめの洗顔料を「デパコス」と「プチプラ」の2つの価格帯に分けて紹介します。まずはデパコス洗顔料からチェックしていきましょう。
クレ・ド・ポー ボーテ | ムースネトワイアントA n

クレ・ド・ポー ボーテの「ムースネトワイアントA n」は、Wヒアルロン酸※1や天然由来のアミノ酸などの保湿成分を配合した洗顔フォームです。
きめ細かく弾力のあるクリーミーな泡が肌をやさしく包み込み、しっとりとした肌に洗い上がります。
また、独自成分スキンイルミネイター※2が乾燥などの外的刺激から肌を守り、みずみずしく健やかな輝きを引き出します。

上質な泡と贅沢な成分で、毎日の洗顔タイムをワンランク上のスキンケア時間にしてくれるアイテムです。
| 商品名 | ムースネトワイアントA n |
| 価格/容量 | 7,260円(税込)/140g |
- ヒアルロン酸Na、アセチルヒアルロン酸Na(うるおい成分)
- 加水分解シルク、加水分解コンキオリン、テアニン、トウキエキス、シソエキス、グリシン、グリセリン、PEG/PPG-14/7ジメチルエーテル、トレハロース(保湿・整肌)
エスト | エスト クラリファイイング ジェル ウォッシュ

エストの「エスト クラリファイイング ジェル ウォッシュ」は、保湿成分配合で洗顔後もうるおいが残るジェルタイプの洗顔料です。
毛穴に詰まった角栓を分解・洗浄する独自技術により、くすみの原因となる古い角質までやさしくオフ。さらに、肌表面をコーティングする保湿成分「CPコンプレックスα※」の働きで、しっとりとした洗い上がりを感じられます。
ハーブがアクセントになったフローラルグリーンの香りも心地よく、リフレッシュしながらスキンケアできるのもポイント。

口コミでも「洗顔後の肌がツルツルになる」「保湿力が高い」など評価が高く、リピーターが多い人気アイテムです。
| 商品名 | エスト クラリファイイング ジェル ウォッシュ |
| 価格/容量 | 4,950円(税込)/130g |
- CPコンプレックスα(保湿:トコフェロール、ソルビトール)
乾燥肌におすすめの洗顔料【プチプラ編】
続いて、手軽に試せる乾燥肌向けのプチプラ洗顔料を紹介します。
ファンケル | やわ肌ミルク洗顔

ファンケルの「やわ肌ミルク洗顔」は、乳液生まれの処方で洗い上がりの肌をしっとりやわらかく整える朝用洗顔料です。
うるおい不足・肌あれ・テカリ・ベタつきの原因となる遊離脂肪酸(悪玉化した皮脂)を落としながら、肌に必要な水分と油分を補ってくれるのが特徴です。
さらに、泡立て不要で素早く洗い流せるため、忙しい朝でも時短になり、メイクのりも良くなります。
| 商品名 | やわ肌ミルク洗顔<朝用ミルク状洗顔料> |
| 価格/容量 | 1,650円(税込)/120ml |
キュレル | 潤浸保湿 泡洗顔料

キュレルの「潤浸保湿 泡洗顔料」は、肌の必須成分「セラミド」を守りながら洗える泡タイプの洗顔料です。
大切なうるおいはそのままに、肌荒れの原因となる汚れだけをすっきり落とせるのが特徴です。ポンプを押すだけできめ細かな泡が出てくるため、手早く洗顔でき、肌を強くこすらずにやさしく洗えます。
また、肌荒れ防止有効成分としてグリチルリチン酸2Kを配合しており、乾燥による肌荒れやニキビが気になる方にもおすすめです。
ドラッグストアなどで手軽に購入できる点も、続けやすいポイントです。
| 商品名 | 潤浸保湿 泡洗顔料 |
| 価格/容量 | 1,760円(税込)/150ml 3,135円(税込)/300ml |
| 有効成分 | グリチルリチン酸2K |
乾燥肌でもつっぱらない洗顔のポイント
乾燥肌の方は、洗顔後のつっぱりやカサつきに悩みがちですが、洗顔方法を少し見直すだけで、しっとりとした肌を保ちやすくなります。
ここでは、乾燥肌でもつっぱらない洗顔のポイントを3つ紹介します。
洗顔料をしっかり泡立てる
洗顔のときに肌をこすると、肌に余計な負担がかかり、必要なうるおいまで失われてしまいます。洗顔料はしっかり泡立て、泡のクッションを使ってやさしく洗うことが大切です。ドラッグストアや100円ショップで販売されている泡立てネットを使用すれば、きめ細かく弾力のある泡が簡単に作れます。
32〜34℃程度のぬるま湯ですすぐ
すすぎは32~34℃くらいのぬるま湯を使いましょう。熱いお湯は肌に必要な油分まで洗い流してしまい、逆に冷たい水だと泡が残りやすくなります。少し冷たいと感じる温度のぬるま湯で丁寧にすすぐことで、肌のうるおいを保ちながらきれいに洗い上がります。
洗顔後はすぐに保湿する
洗顔後はすぐに化粧水をつけるのが理想です。遅くとも5分以内に化粧水を塗布することで水分の蒸発を防ぎ、肌表面のうるおいベールである「皮脂膜」が再形成されやすくなります。
化粧水だけで終わらせると、肌表面からどんどん水分が蒸発してしまうため、必ず乳液やクリームを重ねてフタをしましょう。乳液やクリームには、人工的な皮脂膜を作り、うるおいをキープする「エモリメント効果」があります。
まとめ
肌本来のうるおい成分まで洗い流してしまうことが乾燥の大きな原因ですが、保湿成分が配合されたマイルドな洗顔料を選び、やさしく丁寧に洗顔することで、乾燥や肌トラブルを防ぎやすくなります。
また、洗顔後はできるだけ早く化粧水でうるおいを補い、その後に乳液やクリームで水分の蒸発を防ぐことも大切です。毎日しっかりと保湿ケアを続けて、しっとりとした健やかな肌を保ちましょう。

