混合肌は部位ごとに化粧品を使い分けるべき?おすすめのスキンケア方法を紹介

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頬や口周りなどのUゾーンは乾燥しやすいのに、おでこや鼻などのTゾーンはテカりやすい混合肌の方は「自分に合ったスキンケア方法がわからない」と悩みがちです。混合肌の方は、部位ごとに化粧品を使い分けることで、肌質をコントロールしやすくなります。

今回は、混合肌のスキンケアのポイントや、化粧崩れを防ぐコツを解説します。

この記事でわかること

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混合肌ってどんな状態?

混合肌とは、顔の部位によって肌の性質が異なる肌タイプのことで、20代後半から30代に多く見られます。Tゾーン(額・鼻・顎)は皮脂分泌が多くテカりやすい一方、Uゾーン(頬や口元)は乾燥しやすいなど、部分的にベタつきとカサつきが同時に存在するのが特徴です。

水分と油分のバランスが崩れていることで、肌のバリア機能が不安定になりやすく、毛穴詰まり・赤み・ニキビといった肌トラブルが起こりがちです。また、季節の変化やホルモンバランスの影響で肌状態が揺らぎやすく、スキンケアの効果を実感しにくいことも。

混合肌は、もともとの体質だけでなく、間違ったスキンケアが原因となることもあります。たとえば、ゴシゴシ擦る洗顔やクレンジング、保湿不足、さっぱり系アイテムばかりを使ったケアなどは、乾燥を引き起こしやすくなります。乾燥状態を放置すると、肌はうるおいを守ろうとして皮脂を過剰に分泌し、ますますバランスが乱れてしまいます。

そのほかにも、紫外線や空調による乾燥、睡眠不足、偏った食生活、ストレスなどの外的・内的要因も、混合肌を悪化させる要因です。

混合肌は部位ごとに化粧品を使い分けよう

混合肌は、皮脂分泌が多い部分は脂性肌寄り、皮脂が少ない部分は乾燥肌寄りと、部位によって肌質が異なるのが特徴です。そのため、顔全体を同じアイテムでケアしていると、テカリや乾燥といったトラブルを悪化させる原因になりかねません。

健やかな肌を保つには、それぞれの部位に合ったスキンケアを取り入れることが大切です。

【化粧水・乳液】部位ごとに使い分けor使用量を調整

  • 皮脂が多くテカリが気になるTゾーンには、みずみずしく軽やかな使い心地の化粧水や乳液が適しています。
  • 一方で、乾燥しやすいUゾーン目元・口元まわりには、よりとろみのある濃厚な化粧水や乳液でうるおいを補いましょう。

「さっぱり=保湿力が弱い」「しっとり=保湿力が高い」と思われがちですが、テクスチャーと保湿力は必ずしも一致するわけではありません。自分が心地よいと感じるテクスチャーを選びながら、必要に応じてアイテムを使い分けるのが理想です。

化粧品を複数そろえるのが難しい場合は、Tゾーンには控えめに、乾燥が気になる部分には少し多めに塗るなど、使用量を調整するだけでも肌の仕上がりに差が出ます。

【美容液】部位に合った美容成分を取り入れる

混合肌は美容液も一律ではなく、パーツごとの使い分けが有効です。

  • たとえば皮脂が多く毛穴詰まりやニキビが気になるTゾーンには、ビタミンC誘導体アゼライン酸など、過剰な皮脂分泌や毛穴詰まりをケアできる成分が含まれた美容液がおすすめです。ニキビや肌荒れが気になる場合は、グリチルリチン酸ジカリウムアラントインなどの抗炎症成分を取り入れるのも有効です。
  • 一方、乾燥しやすいUゾーン目元・頬には、ナイアシンアミドセラミドヒアルロン酸といった高保湿成分を含む美容液を使用しましょう。

混合肌のスキンケアのポイント

続いて、混合肌の特性をふまえたスキンケアのポイントをご紹介します。

1. クレンジング・洗顔はベタつきやすいTゾーンから

混合肌のクレンジングや洗顔では、皮脂を落としすぎないことが大切なポイントです。

クレンジングはまず皮脂分泌が活発なTゾーンから始め、フェイスラインや目元・口元などの乾燥しやすい部位へと順に広げていきましょう。この順番でなじませることで、乾燥しやすい部分にクレンジング剤が触れる時間が短くなり、乾燥のリスクや刺激を軽減できます。

落ちにくいアイメイクなどは、専用のリムーバーを使うのがおすすめです。コットンや綿棒でメイクをやさしく拭き取ることで、摩擦を最小限に抑えられます。肌への負担を減らすために、お湯で落とせるマスカラやアイライナーを選ぶのもひとつの方法です。

2. マイルドな洗浄力の洗顔を使う

洗浄力の強すぎる洗顔料を使うと、肌にとって必要な皮脂まで洗い流されてしまい、乾燥の原因になることがあります。肌のうるおいを守るためには、ラウロイルグルタミン酸Na」や「ココイルグルタミン酸Naなどのアミノ酸系洗浄成分を含む洗顔料を選ぶのがおすすめです。

洗顔料はしっかり泡立て、キメ細かな泡で肌を包み込むように洗うのがポイントです。手で直接こすらず、泡の弾力を活かして汚れを浮かせるようにしましょう。テカりやすい部分は少し時間をかけ、乾燥しやすい部分は短時間で済ませることで、肌バランスを崩さずに洗い上げることができます。

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3. スキンケアアイテムは保湿力を重視する

混合肌の主な原因は「乾燥」のため、洗顔後は徹底した保湿対策が欠かせません。化粧水はヒアルロン酸セラミドコラーゲンなど、保湿力に優れた成分が配合されたものがおすすめです。

なお、保湿力の高いアイテムを使ったからといって、肌がベタつくとは限りません。むしろ十分に水分を与えることで、乾燥が原因となる皮脂の過剰分泌や毛穴の開きなどのトラブルを予防できます。

さらりとした使い心地でも保湿力が高いタイプを選ぶと、ベタつきを感じにくく、肌の水分と油分のバランスを保ちやすくなります。

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4. 乳液やクリームを省略しない

化粧水や美容液でうるおいを与えたあとは、乳液やクリームでフタをしましょう。ベタつきが気になるからといって乳液やクリームを省略すると、肌は水分不足を補おうとして皮脂を余計に分泌してしまい、テカリや肌トラブルの原因になることも。

乳液やクリームには油分が含まれており、肌表面をコーティングすることで水分の蒸発を防ぐ「エモリエント効果」があります。

皮脂の多いTゾーンは乳液だけでも十分な場合がありますが、乾燥しやすいUゾーンはクリームも併用するのがおすすめです。

【混合肌向け】化粧崩れを防ぐコツ

混合肌の方は「朝しっかりメイクしても、昼にはドロドロになる」「乾燥する部分はファンデーションがひび割れる」といった化粧崩れに悩みがちです。ここでは、メイク前のスキンケアから仕上げまで、化粧崩れを防ぐための対策を紹介します。

メイク前のスキンケアは入念に

肌が乾燥していると皮脂の分泌が増え、化粧崩れの原因になります。メイク前は洗顔で肌を清潔に整えたうえで、化粧水・乳液・クリームなどで丁寧に保湿しましょう。

しっかりとうるおいを与えることで、皮脂浮きや毛穴の目立ちを防げるだけでなく、肌のキメが整い、ファンデーションのノリも良くなります。

化粧下地・ファンデーションも部位や肌状態に合わせて使い分ける

混合肌の方は、化粧下地やファンデーションも部位や肌の状態に合わせて使い分けるのが理想です。

テカリやすい額・鼻・あごなどのTゾーンには、皮脂を吸着してさらっと仕上がるタイプの下地を、乾燥しがちな口元には、うるおいを与えるしっとりタイプの下地を使うと、肌全体のバランスがとりやすくなり、メイクのもちも良くなります。

ファンデーションは、乾燥が気になるときは保湿力のあるリキッドタイプやクリームタイプベタつきが気になるときはパウダータイプがおすすめです。

ファンデーションは厚塗りしない

ファンデーションを厚く塗り重ねると、時間の経過とともに皮脂と混ざってヨレやすくなります。とくに皮脂分泌が多いTゾーンは、できるだけ薄く仕上げるのがポイントです。

肌全体に塗るときは、少量ずつ取り、薄く均一に伸ばすように意識しましょう。気になる部分はファンデーションを何度も重ねるのではなく、コンシーラーで部分的にカバーすると自然で美しい仕上がりになります。

まとめ

混合肌は一見するとお手入れが難しそうに感じるかもしれませんが、自分の肌状態をしっかり見極め、部位ごとに丁寧なケアを続けることで、コンディションは着実に整っていきます。さらに、化粧下地やファンデーションも部位や肌の状態に合わせて使い分ければ、メイク崩れも防げます。自分に合ったスキンケアを取り入れ、バランスの取れた健やかな美肌を目指しましょう。

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