【保存版】化粧品は冷蔵より常温が基本!正しい保管ルールを徹底解説

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「化粧品は冷蔵保存した方がいいの?」「常温保存で本当に大丈夫?」

暑い季節に化粧品の保存をどうすべきか迷った経験はありませんか?

SNSや口コミでは「冷蔵庫に入れると長持ちする」といった情報を目にすることもあり、どうやって保存するのが正解なのかわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ほとんどの化粧品は常温保存を前提に設計されており、冷蔵保存はかえって品質を損なう原因になるため注意が必要です。

この記事では、冷蔵保存に潜むリスクや例外的に冷やした方が良いアイテム、夏に嬉しいひんやり美容の楽しみ方まで解説します。

この記事でわかること

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化粧品は基本的に冷蔵保存しなくてOK

ほとんどの化粧品は15〜25℃程度の常温保存を前提に設計されているため、冷蔵保存する必要はありません。一般家庭の室内環境であれば安定して使用できるように処方や容器が工夫されています。

一方、家庭用冷蔵庫は0〜5℃前後に設定されており、化粧品を保管するには温度が低すぎる環境です。結露や出し入れの際の温度変化によって、品質を損なう可能性が高まります。

「冷蔵庫に入れた方が安心」と思うかもしれませんが、実際には常温保存の方が化粧品の特性に合った保管方法といえるでしょう。

化粧品を正しく保存するための基本ルール

大切な化粧品を最後まで気持ちよく使い切るために、まずは保存する際の基本的なルールを知っておきましょう。

高温多湿・直射日光を避けて常温保存

化粧品は、温度変化の少ない冷暗所で保管するのが基本です。常温15〜25℃が目安になります。そのため温度変化が大きい窓際や車の中などは避けた方がいいでしょう。

直射日光に当たると成分の酸化や変質が起き、品質が低下して肌トラブルの原因になることもあります。ドレッサーなどの比較的温度が安定した場所に保管しましょう。

ボトルの口元を清潔に保つ

化粧品を使った後は、容器の口元をティッシュなどで拭き、キャップをしっかり閉める習慣をつけましょう。

手指や空気に触れると雑菌が混入し、中身が酸化したり変質したりする可能性があるため注意が必要です。

なお、クリームやジェルを手に取る際も清潔なスパチュラを使い、直接指を使うのは避けましょう。

使用期限を守る

化粧品の使用期限がパッケージに表示されている場合は、期限内に使い切りましょう。

使用期限の表示がない製品の場合、未開封では製造から3年が一つの目安となります。

また開封後は、3か月〜1年以内を目安に使い切りましょう。開封した化粧品は酸化によって劣化が進むため、できるだけ早めに使い切ることが大切です。

保管環境によっても品質の変化に差が出ます。色やにおい、テクスチャーに違和感がある場合は、すぐに使用を中断しましょう。いつ開封したかわからない化粧品を使うと、肌トラブルの原因になる可能性があるため、思い切って処分するのがおすすめです。

化粧品の冷蔵保存はリスクが多い

「化粧品は冷蔵保存した方がいい」「長持ちする」という噂を耳にすることがあるかもしれません。しかし、化粧品の冷蔵保存は、多くのデメリットがあり品質を損なう原因となりえます。ほとんどの化粧品は、常温保存を想定して作られているため、冷蔵庫内の低温環境や急激な温度変化には対応できないからです。

そのため、以下のようなリスクが考えられます。

化粧品の冷蔵保存によって起こり得るリスク

成分の分離

乳液やクリームなどは、低温によって水分と油分が分離しやすく、保湿力や品質が損なわれやすくなる。

成分の結晶化

美容成分が低温で結晶化し、白い粒や濁りが生じて元に戻りにくくなる。

テクスチャーの悪化

なめらかなクリームが硬くなる、ムラづきやすくなるなど、テクスチャーが変化する。

このように「冷蔵保存すればお気に入りの化粧品が長持ちする」というわけではなく、逆効果になるケースがほとんどです。

冷蔵保存を避けた方がいい化粧品の例

とくに冷蔵保存を避けた方がいい化粧品は、以下の通りです。

クリームや乳液
  • 乳化した水分と油分が低温の環境によって分離してしまう可能性がある
  • テクスチャー・品質の低下につながる
オイル
  • 成分が固まって白く濁ることがある
  • テクスチャー・品質の低下につながる
ファンデーション
  • リキッドやクリームタイプの場合、油分と水分が分離し、ムラづきの原因になる
アイシャドウなどのパウダー類
  • 冷蔵庫から出し入れした際の結露による湿気で、パウダーが固まる原因になる

このように、多くの化粧品は冷蔵保存すると品質が損なわれる可能性があります。また、メリットもほとんどないため、基本的に推奨されていません。

冷蔵保存が向いている化粧品もある

メーカーが要冷蔵の保管を指定している場合は、冷蔵庫で保存しましょう。たとえば、防腐剤無添加のオーガニックコスメやビタミンC美容液などがあげられます。

冷蔵保存が向いているかどうかは自己判断せず、メーカーが推奨する保管方法を選ぶことが大切です。


保存方法に迷ったら?

もし手持ちの化粧品の保存方法に迷ったら、まずは製品のパッケージや公式サイトの注意書きを確認しましょう。ほとんどの場合、メーカーが推奨する方法が記載されています。

記載がない場合は、基本ルールである『高温多湿を避け直射日光が当たらない場所での常温保存』を心がけてください。

化粧品用の冷蔵庫は必要?

近年、見た目のおしゃれさや温度管理のしやすさから、コンパクトな化粧品用冷蔵庫が人気を集めています。ただし、多くの化粧品は15〜25℃の常温保存を前提に設計されているため、必ずしも専用冷蔵庫が必要ではありません。基本は常温保存で十分です。

一方で、使用直前に少し冷やしたいときや、メーカーが要冷蔵を指示している製品の保管には、専用冷蔵庫が役立ちます。特に、15℃前後に設定できるタイプであれば、化粧品の保存に適しているといえるでしょう。

化粧品用冷蔵庫は、常温保存が基本である点を踏まえたうえで「見た目や管理にこだわりたい」方が取り入れる、オプション的なアイテムとして考えるのが適切です。

ひんやり感美容におすすめのアイテム

暑い日やベタベタが気になる日など、ひんやり感を楽しみたい時は、使う直前に小分けして短時間だけ冷やすのがおすすめです。

なお、冷蔵庫に繰り返し長時間入れてしまうと、品質が変化する可能性があるため、基本は常温保存を心がけましょう。

シートマスク

冷やしたシートマスクは、日焼け後のほてった肌をクールダウンさせるのにぴったりです。日焼け後の肌は乾燥しやすいため、保湿ケアとしても使用できます。

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シャンプー

爽快感を楽しめるクール系のシャンプーを使う直前に、少しだけ冷やして使用してみるのもいいでしょう。スッキリとした泡の冷感が楽しめます。汗ばむ季節におすすめの方法です。

ミスト化粧水

外出前やメイク直しに、冷やしたミストを使用するとひんやりして爽快感を楽しめます。長期間の冷蔵保存は避け、1回分を小分けして使いましょう。

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まとめ

化粧品は冷蔵庫に入れると長持ちすると思われがちですが、実際は急激な温度変化により、成分の分離や結晶化などを引き起こす原因になります。結果的に、品質の悪化を招くリスクが高まります。

化粧品の保管方法に迷ったら、商品ページやパッケージでメーカーが推奨する保管方法を確認してみてください。特に記載がない場合は、直射日光や高温多湿を避け、15〜25℃程度の常温保管が基本です。

化粧品の保存方法を見直して、あなたのお気に入りのコスメをより良い状態で使用しましょう。

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