毎日使うボディソープ。お風呂上がりに肌がカサついたり、かゆみが出たりして「洗っているはずなのになぜ?」と思った経験はありませんか?
実はその原因、何気なく選んでいるボディソープにあるかもしれません。
本記事では、乾燥肌におすすめのボディソープの選び方から、人気アイテムの紹介、さらに乾燥を防ぐための正しい洗い方やアフターケアまで徹底解説。
自分に合うボディソープを見つけて、入浴後もしっとりうるおいのある肌を目指しましょう。
乾燥肌の人はボディソープ選びが大切

なぜ乾燥肌になるのか
乾燥肌は、肌の水分と油分のバランスが崩れ、うるおいを保てなくなった状態です。肌の表面には、皮脂と汗が混ざり合った皮脂膜があり、角層には水分を抱え込む天然保湿因子(NMF)や細胞間脂質が存在しています。これらが「肌のバリア機能」として働き、水分の蒸発を防ぎ、外部刺激からも守ってくれています。
しかし、空気の乾燥や加齢、紫外線の影響などでこのバリア機能が低下すると、水分が蒸発しやすくなり、肌はカサつきやかゆみといったトラブルを起こしやすくなります。
ボディソープの選び方で乾燥が進むことも?
SNSや口コミ、インフルエンサーの紹介をきっかけに購入したり、店頭でパッケージの印象で選んだりすることもあるのではないでしょうか。しかし、いくら人気の商品でも、自分の肌質に合うかどうかはまた別の話です。特に洗浄力が強いボディソープを使うと、肌に必要なうるおいまで落としてしまい、結果的に乾燥を感じやすくなったり、肌がデリケートになることもあります。
乾燥肌に合うボディソープの選び方

では、乾燥肌用のボディソープを選ぶときに、どこに着目したらいいのでしょうか。このあと詳しく解説していきます。
成分で選ぶ
1つ目は成分に着目しましょう。乾燥肌に合うボディソープには、以下のような保湿成分が配合されていることが多いです。
- ヒアルロン酸
水分を抱え込み、しっとり感をサポートする保湿成分。 - セラミド
肌のうるおいを保つ代表的な保湿成分。 - グリセリン
吸湿性に優れ、多くのボディソープに配合されている定番の保湿成分。 - コラーゲン
うるおいを与え、みずみずしい洗い上がりを目指すために使われることが多い保湿成分。 - アミノ酸(セリン・グリシン・アラニンなど)
天然保湿因子(NMF)の主要な成分で、角層の水分保持をサポート。 - 植物由来オイル(シアバター・ホホバオイルなど)
肌の油分を補い、しっとり感を高める保湿成分。

避けたい成分(高洗浄力の石けん・アルコールなど)
逆に、乾燥肌の方は避けた方がよい成分もあります。ポイントは「洗浄力の強さ」や「刺激の可能性がある成分」に着目することです。
- 高洗浄力の成分(石けん素地、カリ石ケン素地、脂肪酸ナトリウムなど)
昔ながらの固形石けんや、洗浄力を重視した製品に多く使われています。アルカリ性で皮脂や汚れをしっかり落とす一方、肌に必要な皮脂まで落とす可能性があります。 - 合成界面活性剤(ラウレス硫酸Na、ラウリル硫酸Naなど)
泡立ちが良くコストも低いため、幅広く使われています。ただし洗浄力や脱脂力が強いため、乾燥肌の方は注意が必要です。 - 防腐剤(パラベン、フェノキシエタノールなど)
製品の品質を保つために欠かせない成分ですが、敏感肌の方は気になる場合があります。
泡立ちや使用感もチェック
成分表示を確認するのは大切ですが、実際に使ったときの「泡立ち」や「使用感」も乾燥肌にとって重要なポイントです。
泡がきめ細かいほど肌との摩擦が減り、やさしく洗えます。また、洗い上がりが「さっぱり」よりも「しっとり」と感じられるタイプの方が乾燥肌には適しています。香りやテクスチャーも心地よく続けられるかどうかの目安になります。
乾燥肌を守る正しいボディソープの使い方

ゴシゴシ洗わない
汚れを落とそうとして、つい力を入れてゴシゴシ洗ってしまいがちですが、肌には負担になります。泡で包み込むように、優しく洗うことが大切です。
キメ細かい泡は毛穴のすき間まで入り込み、汚れを浮かせてくれるので、強い力を加えなくても十分に洗浄できます。逆に力を入れすぎると摩擦によって肌を傷つけ、乾燥や肌荒れの原因になることも。心地よいと感じる程度のやさしいタッチを意識しましょう。
お湯の温度に注意
次に気をつけたいのがお湯の温度です。洗い流すときは、38~39℃くらいのぬるめのお湯が理想的。
温度が高すぎると、肌に必要なうるおいまで流れてしまい、乾燥やつっぱり感につながります。逆に冷たすぎると、皮脂汚れが落ちにくいことも。料理の油が水よりお湯で落ちやすいように、皮脂も油分なのでぬるま湯の方がすっきり洗えます。
洗ったあとは必ず保湿
最後に大切なのが、お風呂上がりの保湿です。洗浄後の肌は、うるおいが失われやすく、バリア機能も一時的にゆらぎやすい状態になっています。そのため、入浴後はできるだけ早めにローションや乳液、クリームで肌を守りましょう。特に乾燥が気になる方は、油分を多く含む乳液やクリームを選ぶのがおすすめです。
乾燥肌におすすめのボディソープ5選
乾燥肌におすすめのボディソープを5つ厳選しました。それぞれの特徴を紹介します。
1.ニベア|ニベア クリームケア ボディウォッシュ

ニベアのスキンケア発想から生まれたW濃厚保湿※1 処方の液体ボディウォッシュ。ボディミルク成分※2とシアバターs※3配合。
クリームのような濃厚な泡でやさしく洗い上げます。
商品名 | ニベア クリームケア ボディウォッシュ |
価格/容量 | オープン価格/ 各480ml |
主な保湿成分 | グリセリン、シアバター |
- うるおいを与えてまもる
- ボディミルク成分(グリセリン・ジグリセリン)配合:保湿
- シアバターs(シアバター・ポリクオタニウム-7)配合:保湿
2.ケアセラ|泡の高保湿ボディウォッシュ

うるおいを守って洗い上げる泡タイプのボディウォッシュ。
うるおい成分発酵セラミドプラス※1を含む8種の天然型セラミド※2配合。セラミド(うるおい成分)を与え、肌に残して洗う「セラミド保持処方」採用。
しっとりなめらかな洗い上がりです。
商品名 | 泡の高保湿ボディウォッシュ |
価格/容量 | 978円(税込)/450ml |
主な保湿成分 | セラミド |
- ジヒドロキシリグノセロイルフィトスフィンゴシン、セラミド6Ⅱ(うるおい成分)
- セラミド1、セラミド2、セラミド3、セラミド6Ⅱ、セラミドEOS、カプロオイルフィトスフィンゴシン、カプロオイルスフィンゴシン、ジヒドロキシリグノセロイルフィトスフィンゴシン(うるおい成分)
3.HACCI|ボディウォッシュ Bee Hug

保湿成分であるはちみつを8%以上配合したボディウォッシュ。アミノ酸系洗浄成分が肌にうるおいを与えながらやさしく洗い上げます。
しっとりとした洗いあがりで、はちみつに包み込まれるような感覚を楽しめるボディウォッシュです。
商品名 | ボディウォッシュ Bee Hug |
価格/容量 | 6,600円(税込)/385ml |
主な保湿成分 | はちみつ、アミノ酸系洗浄成分 |
4.薬用ソフレ|乾燥肌ケアボディソープ

医薬部外品のボディソープ。生薬由来の有効成分(グリチルリチン酸2K)を配合し、肌荒れ、にきびを防ぎます。
5つの植物由来保湿成分(甘草エキス、米ぬか油、ホホバクリーム(水添ホホバ油)、アボカドオイル、べにふうき茶エキス)配合でしっとりとした肌へ導きます。
皮フ科医判定のもと、肌テスト済み(アレルギーテスト、パッチテスト済)※。
商品名 | 乾燥肌ケアボディソープ |
価格/容量 | オープン価格/450ml |
主な保湿成分 | 甘草エキス、米ぬか油、ホホバクリーム(水添ホホバ油)、アボカドオイル、べにふうき茶エキス |
- すべての方にアレルギーが起きないというわけではありません。
5.YOHADA|ボディウォッシュ

しっとりうるおうYOHADA美容成分※配合。うるおい成分でしっとり包み込むことで、肌のうるおいをキープ。眠っている間も肌のうるおいを保ちます。
心地よくやすらぐムーンリットフラワーの香り。
商品名 | YOHADA ボディウォッシュ |
価格/容量 | オープン価格/385ml |
主な保湿成分 | 和漢抽出エッセンス(トウキ・チンピ・ビワ葉)、温泉水 |
- 和漢抽出エッセンス(トウキ・チンピ・ビワ葉)、温泉水(保湿成分)
まとめ
この記事では、乾燥肌におすすめのボディソープの選び方と、厳選した3つの商品を紹介しました。毎日使うボディソープだからこそ、成分や使用感をしっかりチェックして、自分に合った一本を選んでください。
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肌状態には個人差があり、スキンケアの効果は生活習慣やストレス、ホルモンバランスなどの影響も受けるため、どんな商品でも万人に同じように作用するわけではありません。
だからこそ、まずは自分の肌傾向を知ることが重要です。
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