「毛穴の黒ずみやニキビ跡がなかなか改善しない」
そんな肌悩みを感じていませんか。実は、こうしたトラブルの背景には、古い角質や皮脂詰まりによってターンオーバーが乱れていることが関係している場合があります。
そこで近年注目を集めているのが、サリチル酸ピーリングです。
皮膚表面に蓄積した古い角質を穏やかに除去することで、毛穴詰まりやニキビの改善をサポートし、その結果、透明感のある肌へと導きます。
本記事では、サリチル酸ピーリングの3つのメリットとデメリットに加え、使用時の注意点について詳しく解説します。
さらに、よくある疑問にも触れながら、日常のスキンケアに取り入れる際のポイントもご紹介します。
サリチル酸ピーリングとは?

サリチル酸ピーリングとは、「サリチル酸マクロゴール」という薬剤を使用し、肌のターンオーバーに寄り添いながら古くなった角質を取り除く施術です。
具体的には、この薬剤を皮膚表面に塗布することで、不要な角質が穏やかに剥がれ落ち、新しい皮膚が表層に現れます※。
また、サリチル酸マクロゴールは刺激が少なく、安全性が高いとされている点も特長です。そのため、従来のピーリングで刺激を感じやすかった敏感肌の方にも比較的取り入れやすい施術とされています。
さらに、ニキビや毛穴の開き、小じわの軽減といった肌悩みに対しても効果が期待されており、現在では美容皮膚科を中心に幅広く施術が行われています。
- 参考文献:シワ形成メカニズムと抗シワ製品
サリチル酸ピーリングの3つのメリット

サリチル酸ピーリングのメリットは3つあります。
- ニキビの発生を減らす
- 毛穴を引き締める
- 侵襲性が低い
それぞれ解説します。
ニキビの発生を減らす

サリチル酸ピーリングは、角質除去に優れている点が特長で、毛穴の詰まりを防ぐことでニキビの発生を抑える効果が期待されます。
さらに、コラーゲンの増加を促し、メラニンの産生を抑制する作用があることから、ニキビだけでなく、毛穴の開き、しみ、色素沈着、小じわといった幅広い肌悩みにもアプローチできます。
実際に、ニキビに対して改善効果が認められたという報告もあり※、その有用性が示されています。
そのため、繰り返すニキビに悩んでいる方にとって、サリチル酸ピーリングは有効なケア方法の一つといえるでしょう。
毛穴を引き締める

サリチル酸ピーリングは、毛穴に詰まった皮脂や角質を溶かすことで、毛穴を引き締める効果が期待できます。
その結果、皮脂汚れや古い角質が取り除かれ、毛穴の開きや黒ずみが目立ちにくくなります。
さらに、角質が適切に除去されることで肌のターンオーバーが整いやすくなり、肌表面がなめらかに整います。
加えて、毛穴の詰まりが改善されると皮脂分泌のバランスも整いやすくなり、テカリやべたつきの軽減にもつながります。
また、サリチル酸は皮膚への浸透力が高く、比較的効果を実感しやすい点も特徴です。
そのため、定期的に施術を受けることで、毛穴トラブルの起こりにくい健やかな肌を維持しやすくなります。
侵襲性が低い
サリチル酸ピーリングは、肌表面の古い角質層や皮脂のみに作用する施術です。
そのため、細胞の奥深くまでは届かず、正常な細胞を傷つけにくいという特長があります。結果として、侵襲性が低く、肌への負担が少ない施術といえるでしょう。
また、施術後に赤みや腫れなどの反応が出にくく、日常生活への支障がほとんどない点もメリットです。
加えて、副作用のリスクも比較的少ないことから、安全性の高いピーリングとして評価されています。
このようにダウンタイムがほとんどないため、仕事や家事で忙しい方でも取り入れやすい施術です。
ただし一方で、ピーリング後は一時的に肌のバリア機能が低下しやすく、乾燥や刺激に敏感になる場合があります。
そのため、施術後は十分な保湿と紫外線対策を徹底することが重要です。
サリチル酸ピーリングのデメリット
サリチル酸ピーリングのデメリットは大きく2つあります。
- 保険適用外で費用が高い
- 施術後のケアが必要
詳しく解説します。
保険適用外で費用が高い
サリチル酸ピーリングは、美容を目的とした自由診療のため、健康保険は適用されません。
そのため、費用は全額自己負担となり、1回あたり数千円〜数万円程度が一般的です。
ただし、実際の料金はクリニックごとに異なり、使用する薬剤の濃度や施術内容によっても差があります。
さらに、効果を維持するためには、最低でも月に1回程度の継続的な施術が推奨されます。
肌状態によっては、2週間に1回のペースで通院するケースもあります。
このように定期的な施術が前提となるため、トータルでの費用負担が大きくなりやすい点はデメリットといえるでしょう。
加えて、初回にはカウンセリング料や診察料が別途発生する場合もあり、想定以上の出費になることもあります。
そのため、長期的に施術を継続する予定がある場合は、1回あたりの料金だけでなく、年間・総額のコストを事前に把握しておくことが重要です。
施術後のケアが必要
サリチル酸ピーリングの施術後は、一時的に肌が敏感な状態になります。
そのため、施術後はいつも以上に保湿をしっかり行い、紫外線から肌を守るケアが欠かせません。
また、アルコールや角質ケア成分など、刺激の強い化粧品は肌荒れの原因になりやすいため、施術直後の使用は避けましょう。
場合によっては、施術後に赤みが出ることもありますが、多くは1日程度で自然に治まります。
ただし、施術後は乾燥やつっぱり感を感じやすくなる傾向があります。
このため、低刺激で保湿力の高いスキンケアアイテムを選ぶことが大切です。
さらに、肌のバリア機能が一時的に低下している状態でもあるため、摩擦や紫外線などの外部刺激には注意が必要です。
適切なアフターケアを心がけることで、施術後の肌トラブルを防ぎやすくなり、ピーリングの効果をより実感しやすくなるでしょう。
サリチル酸ピーリングの注意点

サリチル酸ピーリングを受ける際にはいくつかの注意点があります。
- 施術後12時間程度は肌が敏感な状態のため、メイクを控える必要があります。
- 肌への刺激を避けるため、洗顔やスキンケアも低刺激な製品を使用することが望ましいです。
- 紫外線の影響を受けやすくなるため、外出時は日焼け止めを必ず使用してください。
- アスピリン喘息やアスピリンに対するアレルギーがある方は、サリチル酸がアスピリンと類似した成分であるため、アレルギー反応を起こす可能性があります。このような方は施術を受けることができません。
市販のサリチル酸ピーリング3選
サリチル酸ピーリングは市販で売られているものもあります。
ここからは市販で購入できる商品を3つピックアップしてご紹介します。
HiCA ピールケアセラム 乳酸6%
「HiCA ピールケアセラム 乳酸6%」は角質層が薄く敏感な日本人の肌のことを考えて開発された角質ケア美容液です。
保湿型AHAである乳酸※1を6%配合、さらに角質ケアサポート成分のBHA(サリチル酸※1)とレチノール※1を配合し、角質層の表面~内部へアプローチします。
守り成分であるCICA成分(ツボクサエキス※1)、4種のヒト型セラミド※2、グリチルリチン酸2K※1も配合し、肌荒れを防いで肌を整えます。
毎日のスキンケアに取り入れやすいパッチテスト済処方※3で、マイルドな角質ケアをしたい方にぴったりのアイテムです。
化粧水前に使うことで、後のスキンケアの浸透※4をサポートします。
手軽にケアを始めたい方に、試していただきたい商品です。
| 商品名 | HiCA ピールケアセラム 乳酸6% |
| 価格/容量 | 3,960円(税込)/28mL |
| 成分 | 水, 乳酸, BG, ペンチレングリコール, 水酸化K, ナイアシンアミド, アスコルビン酸Na, レチノール, グリチルリチン酸2K, セラミドNP, セラミドAP, セラミドNG, セラミドEOP, 加水分解酵母エキス, ツボクサエキス, サリチル酸 |
- 整肌成分
- セラミドNP、セラミドAP、セラミドNG、セラミドEOP (すべて整肌成分)
- すべての方に刺激が起こらないということではありません
- 角質層まで
デルファーマ エピダーマジェル7

デルファーマの「エピダーマジェル7」は、週1回が使用目安のAHA(フルーツ酸)※1配合の洗い流し用角質クリアジェルです。
古い角質と毛穴の汚れを取り除き、粗くなったキメを整えて、なめらかにします。
ニキビ・毛穴・くすみ※2が気になる肌におすすめ。
デルファーマの「エンザイマジェル(酵素ジェル)」でお手入れ後に、続けて使用するとより効果的です。
| 商品名 | エピダーマジェル7 |
| 価格/容量 | 3,520円(税込)/40g |
| 成分 | 水、エタノール、PG、TEA、乳酸、グリコール酸、サリチル酸、酢酸トコフェロール、オレンジ果汁、レモン果汁、ライム果汁、グレープフルーツ果実エキス、リンゴ果実エキス、サンザシエキス、ナツメ果実エキス、BG、PEG-12、ヒドロキシエチルセルロース、ポリソルベート20、クエン酸、クエン酸Na、EDTA-4Na |
- グリコール酸、乳酸(整肌)
- 古い角質の蓄積による黒ずみ
BS-COSME ピーリング液

フルーツ酸(グリコール酸※1)を配合した洗い流すタイプのピーリング液です。
古い角質や毛穴汚れにアプローチしながら、美容成分の浸透※2をサポートし、スキンケアの土台作りに役立ちます。
さらに、ヒアルロン酸Naやポリグルタミン酸といった保湿成分も配合。
そのため、乾燥を防ぎつつ、穏やかな角質ケアが可能です。
なお、使用前には肌トラブルを防ぐため、腕の内側など目立たない部位でパッチテストを行うことをおすすめします。
| 商品名 | ピーリング液 |
| 価格/容量 | 1,280円(税込)/30mL |
| 成分 | 水、グリセリン、DPG、グリコール酸、1,2-ヘキサンジオール、ヒアルロン酸Na、BG、ポリグルタミン酸、サリチル酸、トレハロース、エチルへキシルグリセリン、メチルパラベン |
- 整肌成分
- 角質層まで
よくある質問
サリチル酸ピーリングに関してよくある質問を紹介します。
- ケミカルピーリングの違いとは?
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サリチル酸ピーリングは、ケミカルピーリングの一種に分類されます。
そもそもケミカルピーリングとは、化学薬品を用いて皮膚表面の古い角質を除去し、肌の再生を促す施術のことです。
ただし、使用する薬剤の種類によって、期待できる効果や刺激の強さは異なります。
たとえば、ケミカルピーリングにはグリコール酸や乳酸などを使用するタイプもあり、肌質や目的に応じて使い分けが行われます。
そのため、施術を受ける際は、自分の肌状態や悩みに合ったピーリング剤を選ぶことが大切です。 - サリチル酸ピーリングの効果はいつから現れる?
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サリチル酸ピーリングの効果は、個人差はありますが数回程から効果を感じ始める場合が多いです。
1回目から肌のざらつきが改善されることもありますが、ニキビや毛穴詰まりの解消、くすみの軽減などの実感には時間がかかります。
およそ3〜5回の施術を受けることで、肌のキメが整い、全体的な透明感が増すと感じる方が増えます。
自宅でのスキンケアとの併用も効果を高めるポイントです。
サリチル酸ピーリングで美肌を保ちましょう
サリチル酸ピーリングは、古い角質や毛穴詰まりを除去し、肌のターンオーバーを整える美容施術です。主成分であるサリチル酸マクロゴールは刺激が少なく、ニキビや毛穴の開き、小じわの改善に効果が期待されます。メリットは「ニキビ予防」「毛穴の引き締め」「侵襲性の低さ」の3つです。施術後の赤みや乾燥はありますがダウンタイムは少なく、安全性が高いとされています。
美肌ナビでより自分に合う選び方へ
肌の状態は、生活習慣やストレス、ホルモンの変化などでも変わるもの。
だから、どんなスキンケアでも「誰にでも同じように効く」わけじゃないんです。
だからこそ、まずは自分の肌タイプをちゃんと知ることが大切。
「自分に合うアイテムがわからない…」という人には、美肌ナビのオンライン肌診断がおすすめです。
診断では、最新の皮膚科学に基づいて肌を16タイプに分類。自分の肌に合ったケアのヒントが見つかります。

