水分の蒸発を防いでくれるボディクリームは、毎日の保湿ケアに欠かせないアイテムです。乾燥しやすい秋冬はもちろん、春や夏も紫外線や冷房、汗の蒸発などで肌が乾燥するため、1年を通じた保湿ケアが重要です。
今回は、おすすめのボディクリーム・ボディローションを肌質別・年代別に10個紹介します。ドラッグストアで手軽に購入できるプチプラアイテムからデパコスまで幅広く紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
ボディクリームとローション・ミルクの違い
ボディの保湿ケアアイテムには、ボディクリームのほかにボディミルクやボディローションなど、さまざまな種類があります。それぞれの大きな違いは「油分と水分の配合バランス」です。
ボディクリーム、ボディミルク、ボディローションの順に油分の配合量が多く、うるおいを保持する効果も高くなります。
種類ごとの特徴やテクスチャー、使用感は以下のとおりです。
種類 | 特徴 |
ボディクリーム | 油分が多く保湿力が高い。 こっくりした硬めのテクスチャーで、しっとり感が持続しやすい。 乾燥しやすい秋冬や乾燥肌の人におすすめ。 |
ボディミルク | 水分と油分がバランスよく配合されている乳液タイプ。 とろりとしたテクスチャーで伸びがよく、全身に塗り広げやすい。 みずみずしく、ベタつきが少ない。 |
ボディローション | 水分の割合が多く、油分の配合量が少ない。 肌に素早く浸透し、ベタつきが少ない。 水のように軽いテクスチャーで、さっぱりした使用感。 |
種類によって保湿力やテクスチャーが異なるため、肌の乾燥度合いや季節、使用感によって使い分けましょう。
乾燥対策が目的であれば、保湿力や使いやすさのバランスが取れたボディクリームやボディミルクがおすすめです。背中や関節の内側など、皮脂腺が多い部分のケアをしたい方は、さっぱりとした使用感のボディローションが向いています。
ボディクリームの選び方
「ボディクリームがたくさんあって、どれを選べばいいか分からない」と感じている方も多いのではないでしょうか。そこでここでは、肌に合うボディクリームの選び方を紹介します。
テクスチャーで選ぶ
ボディクリームはこっくりしたテクスチャーのものが多いですが、乳液のように軽いテクスチャーのアイテムもあります。
乾燥が気になる人や、高い保湿力を求める人は、濃厚なテクスチャーのボディクリームがおすすめです。一方、脂性肌の人は油分が多いボディクリームを使うとニキビや肌荒れにつながる可能性があるため、さっぱりした質感のクリームを選びましょう。
成分で選ぶ
肌のカサカサや粉ふきなどの乾燥が気になる場合は、セラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなど、保湿効果が高い成分が配合されているものを選びましょう。
また、肌荒れを起こしやすい方は、アラントインやグリチルリチン酸ステアリルなど、肌荒れを予防する有効成分が含まれたボディクリームがおすすめです。
香りで選ぶ
フローラルやローズ、バニラなど、さまざまな香りのボディクリームが販売されています。
いい香りに包まれながらボディケアをすることで、気持ちもリラックスできるでしょう。香りの持続性が高いものを選べば、フレグランスの代わりとしても使えますよ。
肌質別のおすすめボディクリーム5選
肌の状態は一人ひとり違うため、自分の肌質に合わせてボディクリームを選ぶことが重要です。肌質は普通肌・脂性肌・乾燥肌・混合肌・敏感肌の5種類に分けられます。
肌のタイプ | 特徴 |
普通肌 | 水分と皮脂のバランスが良い |
脂性肌 | 水分も皮脂も多い |
乾燥肌 | 水分も皮脂も少なく、つっぱり感やかさつきが気になる |
混合肌 | 乾燥しやすい部分と皮脂が多い部分が混在している |
敏感肌 | 皮脂が少なく乾燥しやすい。肌のバリア機能が低下しており、外部刺激に対して肌トラブルが生じやすい |
ここからは肌質別におすすめのボディクリームを紹介しますので、ぜひアイテム選びの参考にしてください。
普通肌におすすめのボディクリーム
普通肌は水分と皮脂のバランスが良いため、基本的にはどのボディクリームを選んでも問題ありません。好みの香りやテクスチャーや使用感のボディクリームで毎日の保湿ケアを行いましょう。
ヴァセリン アドバンスドリペア ボディローション
アメリカで誕生したスキンケアブランド「ヴァセリン」のボディローションは世界中で親しまれており、日本でも愛用者が多いアイテムです。
セラミドよりも角質層内の深層部分に浸透する保湿成分「ステアリン酸」配合で、しっとり感が一日中続きます。無香料なので香りが苦手な人も使いやすく、ベタつかないのも魅力です。
商品名 | ヴァセリン アドバンスドリペア ボディローション |
価格/容量 | オープン価格/200mL オープン価格/ 400mL |
脂性肌におすすめのボディクリーム
脂性肌の方は、油分が多いボディクリームを使用すると肌荒れを招く可能性があるため、ベタつかず、さっぱりした使用感のボディクリームがおすすめです。こっくりした濃厚なタイプよりも、乳液に近いさらさらのクリームを試してみてください。
リルーチェ スキンミルクローション シャイニーフリージア
ベタつかず、さっぱりした使い心地のミルクローションです。すっと肌になじむため、背中や胸、お腹などの皮脂腺が多い場所にも使いやすくなっています。ビタミンC誘導体とスキンケアプロテイン配合で、保湿しながら透明感のある肌へ導いてくれます。洋梨とフリージアの上品な香りもポイントです。
商品名 | リルーチェ スキンミルクローション シャイニーフリージア |
価格/容量 | 990円(税込)/300mL |
乾燥肌におすすめのボディクリーム
乾燥肌の方は水分も油分も不足しているため、高保湿成分が配合されたボディクリームを選ぶのがポイントです。ボディクリームを朝と夜の1日2回塗ることで保湿力が高まり、肌の水分量が多くなります。
キュレル バスタイム モイストバリアクリーム
お風呂場で使える、新しいタイプの薬用ボディクリームです。浴室から出る前の軽く濡れた肌に塗り広げたら、タオルで軽く押さえて水分を拭き取るだけ。セラミド機能成分※(潤い成分)配合の濃厚なクリームが水となじみ、スルスルと伸ばせます。タオルでふいても、保湿成分がしっかりと肌に残るので、全身膜で守られているような潤い肌に。
商品名 | キュレル バスタイム モイストバリアクリーム |
価格/容量 | 1,980円(税込)/310mL |
※ ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド
混合肌におすすめのボディクリーム
混合肌の方は、うるおい不足によって水分と油分のバランスが崩れている可能性もあります。そのため、ベタつく部分よりも乾燥する部分に合わせて保湿力の高いボディクリームを選ぶと良いでしょう。
レイヴィー ボディミルキーローションゴートミルク
ベタつかず、さらっとした使い心地のボディローションです。母乳に近いゴートミルクとヒアルロン酸の2つの保湿成分が角質層へ浸透し、乾燥が気になる肌にうるおいを与えます。
ドラッグストアで気軽に購入でき、350mlたっぷり入って1,210円(税込)とプチプラなので、継続して使いやすいのも魅力です。
商品名 | レイヴィー ボディミルキーローションゴートミルク |
価格/容量 | 1,210円(税込)/350ml |
敏感肌におすすめのボディクリーム
敏感肌の方は肌のバリア機能が低下し、外部刺激に反応しやすくなっています。そのため、肌への負担が少ない、低刺激性・無香料・無着色のボディクリームがおすすめです。
セラミエイド 薬用スキンミルク
デリケートな赤ちゃんの肌にも使える、濃厚なボディクリームです。無香料・無着色・パラベンフリー・アルコール(エチルアルコール)フリーなので、刺激を受けやすい敏感肌の方に向いています。
肌をうるおいで満たす「ヒト型セラミド※1」と「アミノ酸GL※2」と、うるおいのベールをつくる「ワセリンGL」の3つの保湿成分と有効成分「グリチルリチン酸ステアリル」配合。うるおいヴェールでバリア機能を高め、外的刺激から肌を守ります。
商品名 | セラミエイド 薬用スキンミルク |
価格/容量 | 1,430円(税込)/250mL |
※1 N-ステアロイルフィトスフィンゴシン
※2 セリン(GLは濃グリセリン)
年代別のおすすめボディクリーム5選
年齢とともに肌状態が変化するため、ボディクリームも年代に応じたものを使う必要があります。ここでは、おすすめのボディクリームを年代別に紹介します。
10代におすすめのボディクリーム
ニベア プレミアムボディミルク ホワイトニング
保湿ケアと美白ケアの両方が叶う、プチプラのボディミルクです。乳液のように滑らかなテクスチャーで肌になじみやすく、ベタつきが少ないのが特徴。美白成分の安定型ビタミンCがメラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぎます。爽やかで上品なシトラス&ローズの香りに包まれ、リラックスしたボディケアタイムを過ごせるでしょう。
商品名 | ニベア プレミアムボディミルク ホワイトニング |
価格/容量 | オープン価格/190g |
20代におすすめのボディクリーム
ジルスチュアート ボディクリーム ホワイトフローラル
柔らかくもっちりした肌に導いてくれるボディクリームです。乾燥によってくすみがちな肌も、たっぷりうるおいを与えることで透明感とツヤに満ちた肌に。上品なホワイトフローラルの香りは清潔感もあり、香水代わりにも使えます。キラキラとした可愛いパッケージで、プレゼントにもおすすめです。
商品名 | ジルスチュアート ボディクリーム ホワイトフローラル |
価格/容量 | 3,520円(税込)/200g |
30代におすすめのボディクリーム
DECORTÉ AQ トリートメント ボディクリーム
贅沢なお手入れ時間を楽しめる、濃厚なテクスチャーのボディクリームです。肌の上でまろやかにとろけて、上質なツヤ感とうるおいをもたらしてくれます。30代になると肌の水分保持力が低下し始めるため、丁寧な保湿ケアが重要です。こちらのボディクリームは高い保湿力がありながらベタつきが少なく、使いやすさも魅力のひとつです。
商品名 | DECORTÉ AQ トリートメント ボディクリーム |
価格/容量 | 11,000円(税込)/200g |
40代におすすめのボディクリーム
ケアセラ APフェイス&ボディクリーム
セラミドの働きを守り補う、プチプラの機能性ボディケアクリームです。セラミドとは肌の一番外側の角質層に含まれている脂質成分で、肌のうるおいを保つ保湿機能と外部刺激から守るバリア機能を担っています。セラミドは年齢とともに減少するため、40代のボディケアでは外からセラミドを補給することが大切です。
こちらのボディクリームは8種の天然型セラミド※が配合され、乾燥しがちな肌をしっとり健やかな肌へ導いてくれます。
商品名 | ケアセラ APフェイス&ボディクリーム |
価格/容量 | 1,180円(税込)/70g |
※ セラミド1、セラミド2、セラミド3、セラミド6Ⅱ、セラミドEOS、カプロオイルフィトスフィンゴシン、カプロオイルスフィンゴシン、ジヒドロキシリグノセロイルフィトスフィンゴシン(うるおい成分)
50代におすすめのボディクリーム
ミースプラス シルキーボディクリーム
悩みが尽きない年齢肌向けに開発された、高保湿のボディクリームです。1本でうるおい・ハリ・ツヤ・透明感※のすべてをケアでき、シルクのようになめらかな肌へ導きます。セラミドやナイアシンアミド、スクワランといった保湿成分のほか、肌荒れを防ぐグリチルレチン酸ステアリルも配合されています。
商品名 | ミースプラス シルキーボディクリーム |
価格/容量 | 4,950円(税込)/280g |
※ キメを整えることによる
ボディクリームの効果的な使い方
ボディクリームを使う際、少しのポイントを押さえるだけで保湿力が高まります。ここでは、ボディクリームの使用頻度や塗るタイミング、使用量などを紹介します。
1日2回を目安に、乾燥度合いによって塗り重ねる
ボディクリームの保湿効果を高めるためには、朝と夜の1日2回使用するのがベストです。
1日2回の保湿を毎日続けるのが大変な場合は、1日1回、肌が最も乾燥しやすいお風呂上がりに使いましょう。
なお、秋冬など特に乾燥がひどい場合は1日2回以上塗っても問題ないため、肌の状態に合わせて使用することが大切です。
入浴後10分以内の使用を心がける
お風呂上がりは肌表面から水分が蒸発しやすいため、できるだけ早めの保湿ケアが重要です。お風呂から上がったら、10分以内にボディクリームを使用するのがおすすめです。
ボディクリームは油分の配合量が多いため、肌に水分が残っている状態に使用するほうがなじみやすくなり、浸透性が高まります。
使用量はパーツごとに調節
ボディクリームの使用量は、1パーツごとに100~500円玉サイズ程度が目安です。手の平全体にボディクリームをなじませたら、丁寧に肌に塗り込みましょう。足りない場合や、腕やひじ、ひざ、すね、かかとなどの乾燥しやすい部位は重ね塗りがおすすめです。
まとめ
顔と同じように、身体も紫外線や乾燥などの刺激を受けているため、毎日のお手入れが欠かせません。ボディクリームはテクスチャーや成分、香りを基準に、肌質や年代に合わせて選ぶのがポイント。今回紹介したボディクリームの効果的な使い方も参考に、全身しっとりのもちもち肌を叶えましょう。