【トラネキサム酸の効果】化粧品や美容医療で活躍の注目成分!おすすめ化粧水5選も紹介

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トラネキサム酸は、化粧品や美容医療で注目されており、肌荒れを予防する効果があることから、肌質問わず使いやすい成分です。

この記事では、トラネキサム酸の効果についてくわしく解説します。

トラネキサム酸配合化粧水の選び方と、最新のおすすめ化粧水5選も合わせてご紹介しますので、美白ケアや美肌ケアにお役立てください。

※美白とはメラニンの生成を抑え、シミ、そばかすを予防すること
※エイジングケアとは年齢に応じたケアのこと

目次

トラネキサム酸とは

トラネキサム酸は人工的に作られたアミノ酸誘導体で、日本で研究され1965年に内服薬として登場しました。元々は医薬品として使われていた成分です。

1995年に肌荒れ予防有効成分として承認されてから化粧品に配合されるようになり、2002年には美白有効成分、2009年にはトラネキサム酸誘導体の「トラネキサム酸セチル塩酸塩」が新たに美白有効成分として承認されました。

トラネキサム酸は、スキンケア化粧品や医療分野で幅広く活用されています。

化粧品に配合されるトラネキサム酸の効果

トラネキサム酸は、化粧品では医薬部外品(薬用化粧品)のみ配合が可能で、一般化粧品への配合は認められていません

化粧品に配合されるトラネキサム酸は、肌荒れ予防と美白効果の2つが承認されています。

美白有効成分の中でも、敏感肌やデリケートな肌に使いやすい成分です。

トラネキサム酸の美白効果のメカニズムは、メラニンを作る元となるメラノサイトを活性化するプラスミンという酵素を抑制し、シミを予防することです。

また、プラスミンを阻害することで、肌の炎症を予防します。

メーカーにより「m-トラネキサム酸」「ホワイトトラネキサム酸」という愛称でも知られています。

化粧品には、化粧水、乳液、美容液、クリームなどに配合されており、プチプラからデパコスまで幅広い価格帯で販売されています。

参考資料:化粧品オンライン

美容医療で使われるトラネキサム酸の効果

美容医療で使われるトラネキサム酸は、肝斑を改善することで知られています。

主に内服薬で処方され、約2〜3か月で効果が見られるケースが多いです。

現在は、美容クリニックに来院しなくてもオンラインで処方できるクリニックもあり、肝斑に悩む方が、気軽に治療ができるようになりました。

トラネキサム酸のプラスミン抑制効果で、肌の色素沈着を防ぎ、すでにできている肝斑やシミ、そばかすを薄くします。

化粧品での美白効果は「シミ予防」までに留まりますが、美容医療になると「シミを改善する」「シミを薄くする」効果があります。

肝斑は女性ホルモンの影響でできることが多いため、トラネキサム酸を服用すると女性ホルモンに影響を与えると心配される方もいるかもしれませんが、女性ホルモンには影響を及ぼさないとされています。

美容医療で処方されるトラネキサム酸は、自費診療になるため1か月あたり2,000~4,000円くらいが相場で、診察料が別途かかります。

医療分野で使われるトラネキサム酸の効果

医療分野の病気治療で使われるトラネキサム酸は、保険診療で処方されます。

主に、炎症や痛みを抑える効果、止血効果などがあります。

トラネキサム酸は、のどの痛みや炎症を抑える効果があり、風邪などで処方されているため、一度は飲んだことがある方が多いでしょう。

ウイルス感染や損傷により、プラスミンが産生されると炎症や痛みが発生します。トラネキサム酸は、プラスミンの活性を抑制することで炎症や痛みを抑える効果があります。

また、月経時の過剰出血や手術時の出血などの止血にも使われています。

参考資料:FLALU

トラネキサム酸の副作用と注意点

トラネキサム酸は、化粧品で使う場合は特に注意点はありませんが、内服薬として使用する場合はいくつかの注意点があります。

トラネキサム酸の多量摂取を避ける

美容医療でトラネキサム酸を処方する場合、1日1500mgで処方されることが多く、最大で2000mgまで摂取できます。

美容医療で処方されたトラネキサム酸をすでに飲んでおり、風邪をひいて別途トラネキサム酸を処方された場合は、多量摂取になる可能性があるため注意しましょう。

稀に起こりえる副作用

トラネキサム酸は副作用がほぼなく、長期間服用できる薬剤ですが、稀に下記のような副作用が起こることがあります。

  • 発疹
  • 嘔吐、下痢
  • 食欲不振

ピルを服用している方、妊娠中や授乳中、心筋梗塞、脳梗塞の既往歴がある方は、服用ができない場合があります。

参考資料:日比谷ヒフ科クリニック

トラネキサム酸配合化粧水の選び方

トラネキサム酸が配合された化粧品は非常に多く、価格もピンキリです。

トラネキサム酸を取り入れるなら、洗顔後肌に一番にアプローチできる化粧水がおすすめです。

ここでは、美肌ケアに取り入れたいトラネキサム酸配合化粧水の選び方をお伝えします。

価格帯から選ぶ

トラネキサム酸の化粧水は、さまざまなメーカーから販売されており、1,000円前後のプチプラから10,000円以上のものまであります。

トラネキサム酸は、医薬部外品の有効成分でしか配合できないため、プチプラでも一定の濃度以上は確保されています。

開発するメーカーにより、独自成分の配合や他成分の配合により価格が左右されます。デパコスは、独自成分を配合していることが多く、価格が上がりやすくなります。

美白か肌荒れ予防のどちらかチェックして選ぶ

トラネキサム酸配合=美白化粧品ではありません。肌荒れ予防として配合しているケースも多く見られます。

美白ケアとして使いたいなら、美白有効成分として配合された化粧品を選びましょう。

見分け方は、パッケージや販売サイトで「美白」「シミ予防」などと書かれているかどうかです。

デパコスで不動の人気を誇るイプサの「イプサ ザ・タイムR アクア」は、肌荒れ予防有効成分として配合されています。

好みのテクスチャーや使用感のものを選ぶ

トラネキサム酸配合の化粧水を選ぶなら、好みのテクスチャーや使用感のものを選ぶことが大切です。

さらっとした使用感が好きなのに、とろとろ系を使うとべたつきが気になったりメイクがよれたりすることも。

化粧水は、肌につけて心地よいと感じるものを選ぶのがおすすめです。

トラネキサム酸配合のおすすめ化粧水5選

2024年に発売された商品を中心に、トラネキサム酸配合のおすすめ化粧水を5選ご紹介します。

pdc  ダーマエイド トリプルアクティブローション  

公式サイト:株式会社pdc

『ダーマエイド トリプルアクティブローション』は、なんと3種類の有効成分を日本初配合※1した化粧水です。

2024年8月に発売されましたが、3種類の有効成分を配合しながらも2,200円という価格から、未だに入手が難しい人気商品です。

  • トラネキサム酸:美白
  • ナイアシンアミド:シワ改善
  • パンテノール※2:肌荒れ予防

3つの効果効能を持ち、エイジングケアにも活躍できるのがうれしいところでしょう。

ネット通販ではECサイト、楽天、実店舗ではロフト、プラザで販売されています。

商品名pdc  ダーマエイド トリプルアクティブローション
価格/容量2,200円(税込)/150mL
有効成分トラネキサム酸、ナイアシンアミド、パンテノール※2

※1 TPCマーケティングリサーチ株式会社調べ(2024年7月8日時点)
※2 D-パントテニルアルコール

肌ラボ  白潤 薬用美白化粧水

公式サイト:ロート製薬株式会社

肌ラボの『白潤 薬用美白化粧水』は、2024年3月にリニューアル発売されたトラネキサム酸配合のプチプラ化粧水です。

従来品はトラネキサム酸のみが美白※1有効成分でしたが、肌荒れ防止有効成分のアラントインが配合され、より敏感肌やゆらぎ肌に使いやすくなりました。

肌ラボでは「ホワイトトラネキサム酸」という愛称で呼ばれており、美白ケアからニキビ予防まで、幅広い年代に使える化粧水です。

商品名肌ラボ 白潤 薬用美白化粧水
価格/容量814円(税込)/170mL1,518円(税込)400mL
有効成分トラネキサム酸、アラントイン

※1 メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐ

ファンケル  toiro トイロ バランシングドロップ

公式サイト:株式会社ファンケル

ファンケルの『トイロ バランシングドロップ』は、20〜30代のテカリ、肌荒れ、うるおい不足に着目して作られたトラネキサム酸配合の化粧水です。

美白と肌荒れをケアし、テカリとうるおい不足の両方にアプローチできることから、2024年4月に発売以降、人気が高まっています。

「肌がべたつくけど乾燥も気になる」という方におすすめの化粧水です。

商品名ファンケル  toiro トイロ バランシングドロップ
価格/容量3,520円(税込)/120mL
有効成分トラネキサム酸※1、グリチルリチン酸2K※2

※1 美白
※2 肌あれ防止

アスタリフト  ホワイト アドバンスドローション

公式サイト:株式会社富士フイルムヘルスケアラボラトリー

アスタリフトの『 ホワイト アドバンスドローション』は、乾燥によるくすみケアに着目したトラネキサム酸配合の化粧水です。

2024年3月にリニューアル発売され、トラネキサム酸とグリチルリチン酸ジカリウムで、美白と肌荒れ予防ができます。

うるおいに満ちて全面に透明感が広がる、明るい印象のハリ肌へ誘います。

商品名アスタリフト  ホワイト アドバンスドローション
価格/容量4,180円(税込)/130mL
有効成分トラネキサム酸、グリチルリチン酸ジカリウム

エリクシール  リフトモイスト ローション SP Ⅱ

公式サイト:株式会社資生堂

エリクシール の『 リフトモイスト ローション SP Ⅱ』は、ハリとうるおいケアにおすすめのトラネキサム酸配合化粧水です。

「さっぱり」「しっとり」「とてもしっとり」の3タイプがあり、好みのテクスチャーで選べるのもうれしいポイント。

『 リフトモイスト ローション SP Ⅱ』のトラネキサム酸は、肌荒れ予防有効成分として配合されています。ハリとうるおいに特化したエイジングケアにおすすめの化粧水です。

商品名エリクシール  リフトモイスト ローション SP Ⅱ
価格/容量3,300円(税込)/170mL
有効成分トラネキサム酸

美肌になりたい方におすすめのトラネキサム酸

トラネキサム酸は、敏感肌から肝斑が気になる40代以降の女性まで幅広く使えるおすすめの成分です。

比較的リーズナブルな価格で入手できるため、継続しやすいのもうれしいポイントでしょう。

美肌になりたい方はトラネキサム酸をぜひ取り入れてみてください。

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