花粉の時期の肌荒れ対策|悪化を招くNGケアと肌荒れにおすすめのスキンケア8選

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花粉が出始める2月は暦の上では春でもまだまだ気温は低く、体感的には真冬です。

2〜3月は気温や湿度が低下しているため、肌の乾燥を引きずりながら肌荒れと格闘する方も少なくありません。

本記事では、花粉の時期の肌荒れと乾燥対策を軸に、やってはいけないNGケアを解説します。肌荒れ対策におすすめのスキンケアも合わせてご紹介しますので、2月以降毎年肌荒れに悩む方はぜひご覧ください。

※ エイジングケア:年齢に応じたケアのこと

目次

花粉による肌荒れが起こるのはなぜ?

beautiful woman dropping collagen moisturizer into her hand at home

花粉が出る2〜4月に肌荒れが起こるのは、花粉が付着して肌がアレルギー反応を起こすことが1つの原因と考えられます。肌の赤み、かゆみ、カサカサ、湿疹などが花粉が飛ぶ時期のみに起こる方は、花粉による肌荒れの可能性が高いでしょう。このような症状は、花粉症が無い方にも起こることがあるため「花粉症じゃないから大丈夫」とは言えません。

他の可能性として考えられるのは黄砂です。黄砂は3~5月にかけて多くなり、花粉の時期と重なるため、肌に不調を感じる方が通常よりも多くなります。

※ 参考資料:ひまわり医院

【花粉の時期の肌荒れ】悪化を招く5つのNGケア

花粉の時期に肌荒れしやすい方は、良かれと思ってやっていることが逆に刺激となり、悪化を招くケースがあります。肌荒れ時にやってはいけない5つのNGケアをチェックしていきましょう。

NGケア①洗い過ぎる

顔は洗い過ぎると、必要なうるおいが流されバリア機能が低下しやすくなり、敏感な肌状態が加速してしまいます。洗い過ぎは悪化を招くNGケアなので、洗顔は1日2回までを限度とし、日中の外出はマスクやメガネなどで予防しましょう。

NGケア②スキンケアアイテムを追加する

肌荒れ時にスキンケアアイテムを追加するのは基本的にNGです。スキンケアアイテムを増やせば増やすほど、何らかの成分が負担になる可能性が高くなります。肌荒れ時は、なるべく品数を少なくしてスキンケアをおこないましょう。

NGケア③防腐剤無添加のスキンケアを使う

防腐剤無添加は一見聞こえがいいですが、肌荒れ時にはなるべく避けたいものです。「防腐剤無添加=低刺激」とは言えません。近年多くみられる防腐剤無添加のスキンケアは、防腐剤の代わりになる防腐効果のある成分を多く配合し、品質を保っているタイプが多いです。

パラベンフェノキシエタノールなどの防腐剤であれば1%未満でも十分効果がありますが、防腐効果のあるベース成分だと10%以上配合しないと防腐効果を発揮しない成分もあり、却って刺激になるケースが見られます。パラベンフェノキシエタノールが肌に合わない方は稀ですが、防腐剤効果の高い成分を高配合したスキンケアで肌荒れする方のほうが圧倒的に多いと思われます。

防腐剤を避けるがゆえに、肌に刺激を与える場合もあることから、心当たりのある方は気をつけてみてくださいね。

NGケア④攻めのケアをおこなう

肌荒れ時の攻めのケアは、悪化を招くNGケアです。

シワやシミなどのエイジングケアをする場合は、レチノール高濃度ビタミンCなどが効果的ですが、肌荒れ時には刺激になることがあります。肌荒れ時はなるべく守りのケアを優先しましょう。

NGケア⑤肌を触る・掻く

花粉による肌荒れはかゆみを伴う場合があり、気になって触ったり掻いたりするのは悪化を招くNGケアです。

かゆみが伴う、スキンケアが染みるなどの症状がある場合は、皮膚科を受診し治療しましょう。肌荒れ治療は、保険診療を扱う一般皮膚科で受けられます。

花粉の時期に肌荒れを回避する方法

花粉の時期の肌荒れはできるだけ回避したいものです。ここからは、春先の肌トラブルを回避する方法をお伝えします。

花粉が付着しにくいように肌表面はさらっと仕上げる

肌機能が低下したときは、乾燥しないように保湿することが大切ですが、肌表面がべたべたしていると花粉が付着しやすくなります。

フェイスパウダーなどで、肌表面をさらっと仕上げると花粉の付着が防止できます。肌がテカリやすい脂性肌(オイリー肌)も同様で、べたついているときは油取り紙やティッシュで皮脂をオフしましょう。

メガネ、マスクで顔を防御する

花粉の予防は、メガネやマスクで物理的に防御するのがおすすめです。メガネとマスクをつけていると、顔全体がほぼ防御されるため花粉の付着が防げます。外にいるときにはなるべく顔を物理的に防御してくださいね。

家に入る前に花粉を落とす

花粉はほぼ目に見えませんが、服や髪にもたくさん付着しています。家に入る前は、玄関先で花粉を落としてから家に入りましょう。コートや帽子を着用しておくと、脱いではたけばいいので便利です。

なるべく早めに顔を洗う

外出後はなるべく早めに顔を洗い、花粉を落とすと刺激になる時間が短くなります。

ただし洗い過ぎは禁物なので、帰宅後に洗顔をしたらその後は、お湯洗い程度ですませておくほうがいいでしょう。

花粉の時期の肌荒れ対策におすすめのスキンケア8選

花粉の時期の肌荒れ&乾燥対策には、低刺激なスキンケアや肌荒れ予防有効成分が配合された高保湿なものを選びましょう。

肌荒れ、乾燥対策におすすめのスキンケアを8選ご紹介します。

コスメデコルテ  薬用 マイクロバーム ローション

公式サイト:コーセープロビジョン株式会社

コスメデコルテ 『薬用 マイクロバーム ローション』は、肌荒れ予防有効成分グリチルレチン酸ステアリルを配合した水分と油分を補える保湿化粧水です。2024年9月に発売され、敏感肌や季節のゆらぎにも対応できる商品として瞬く間に人気商品となりました。

150mL入りはミストタイプ、250mLはボトルタイプがあります。

商品名薬用 マイクロバーム ローション
価格/容量3,850円(税込)/150mL
5,280円(税込)/250mL
有効成分グリチルレチン酸ステアリル

イプサ  ザ・タイムR アクア

公式サイト:株式会社イプサ

イプサ の『ザ・タイムR アクア』は、2種類の肌荒れ予防有効成分トラネキサム酸とグリチルリチン酸ジカリウムを配合した花粉の時期におすすめの保湿化粧水です。

さらっとしたテクスチャーながらも、肌に染みこむようなうるおい感が人気で135冠ものベスコスを受賞しています。肌荒れ時のスキンケアに迷ったらぜひ使ってほしい1品です。

商品名IPSA ザ・タイムR アクア
価格/容量2,970円(税込)/100ml
4,730円(税込)/200ml
有効成分トラネキサム酸、グリチルリチン酸ジカリウム

※1 雑誌・WEB等のメディアにおけるシリーズ累計受賞総数(2023年12月末時点)

エスティ ローダー  アクア チャージ 薬用 トリートメント ローション

公式サイト:ELCジャパン合同会社

エスティ ローダー の『アクア チャージ 薬用 トリートメント ローション』は、肌荒れ予防有効成分グリチルリチン酸ジカリウムに加え、保湿に特化したライスパワー™No.11αを配合した化粧水です。

勇心酒造と共同開発し、日本人女性のために開発した商品として2024年9月に発売されました。肌荒れ予防とうるおいの両方を求める方におすすめの化粧水です。

商品名アクア チャージ 薬用 トリートメント ローション
価格/容量7,590円(税込)/200mL
有効成分グリチルリチン酸ジカリウム

イハダ  薬用ローション

公式サイト:株式会社資生堂

イハダ『 薬用ローション』は、2つの肌荒れ有効成分アラントイン・グリチルリチン酸ジカリウム高精製のワセリンを配合したうるおいケアローションです。

W有効成分が肌荒れを防ぎ、ワセリンで肌を守りながら乾燥をケアします。180mL入り1,650円(税込)というプチプラ価格も魅力です。

商品名イハダ 薬用ローション(しっとり)
イハダ 薬用ローション(とてもしっとり)
価格/容量1,650円(税込)/180mL
有効成分アラントイン、グリチルリチン酸ジカリウム

※ 肌うるおいバリア保護成分

ミノン  アミノモイスト モイストチャージ クリーム

公式サイト:第一三共ヘルスケア株式会社

ミノン 『アミノモイスト モイストチャージ クリーム』は、外部刺激から肌を守りバリア機能をサポートする9種の保潤アミノ酸※1とキメ・ハリ・つや感をサポートする2種の清透アミノ酸※2を配合した保湿クリームです。

つややかなハリとうるおいを与え、乾燥による小ジワを目立たなくします。(効能評価試験済み)

商品名ミノン  アミノモイスト モイストチャージ クリーム
価格/容量2,530円(税込)/40g

※1 バリン、トレオニン、セリン、ロイシン、プロリン、ヒスチジン、グリシン、アラニン、アルギニン
※2 リシンHCI、カルノシン(アミノ酸誘導体):保湿

d プログラム  バイタライジングクリーム

公式サイト:資生堂ジャパン株式会社

d プログラム の『バイタライジングクリーム』は、肌荒れケアとエイジングケアの両立ができる保湿クリームです。

のびのよいクリームが、ゆるみがちな肌にハリを与え、うるおいに満ちた肌に導きます。

商品名d プログラム バイタライジングクリーム
価格/容量6,490円(税込)/45g
有効成分トラネキサム酸、グリチルリチン酸ジカリウム

※ 年齢に応じたうるおいケア

アスタリフト オプミー ジェル

公式サイト:株式会社富士フイルムヘルスケアラボラトリー

『アスタリフト オプミー ジェル』は、オールインワンとして使える高保湿ジェルです。

この商品のトラネキサム酸は美白有効成分として配合されているため、美白ケアも叶います。化粧水+美容液+乳液+クリームの4つの役割を果たすことから、1つでスキンケアが完了します。

商品名アスタリフト オプミー ジェル
価格/容量770円(税込)/10g
4,950円(税込)/60g
有効成分トラネキサム酸、グリチルレチン酸ステアリル

メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ

イハダ  薬用バーム 

公式サイト:株式会社資生堂

イハダの『 薬用バーム』は、肌を保護する高精製ワセリンを配合し、繰り返す肌荒れや乾燥を防ぐ効果のあるバームです。

バリア機能が低下しやすい敏感肌や肌荒れ時に使いやすい低刺激設計で、肌をやさしく守ります。

商品名イハダ  薬用バーム
価格/容量1,485円(税込)/20g
有効成分グリチルレチン酸ステアリル

※ 肌うるおいバリア保護成分

正しい肌荒れ対策で春を乗り切る

花粉の時期の肌荒れ対策は、それ以外の季節の肌荒れ対策にも対応できます。肌に重ねるアイテムが多ければ多いほど、肌刺激への可能性が高まるため、なるべく少ない品数でスキンケアをおこなうことがポイントです。

正しい対処法を知っておくと、悪化を防ぐだけでなく肌荒れも回避しやすくなりますのでぜひ参考にしてください。

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この記事を書いた人

「自分の肌に合ったものを見つける」ことをコンセプトに中立公正なスキンケア情報を得られるよう、質の高いコンテンツ作りに努めています。気になる美容のトピックや知りたいことがあれば、ぜひお問い合わせください。

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