美肌ケアに人気のレチノールは、年齢が上がるごとに取り入れたい美容成分です。しかし、レチノールを使うと「いつから効果が出るのか」と疑問に思う方もいるでしょう。
今回は、レチノールを使いたい方のために「いつから効果が出るのか?」「レチノールの選び方」について徹底解説します。レチノールを使って本気で効果を出したい方は、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。
- 本記事における美白とは、メラニンの生成を抑えてシミ・そばかすを防ぐことです。
- 本記事におけるエイジングケアとは、年齢に応じたお手入れのことです。
レチノールとは
レチノールとは、ビタミンAの一種である脂溶性成分で、化粧品やサプリメントに配合されており、食品からも摂取することができます。
化粧品に配合されるレチノールは紫外線や、空気に触れることで劣化しやすい不安定な成分です。そのため、紫外線の影響を受けない夜の使用が推奨されています。
レチノールの種類
レチノールには主に4つの種類があり、化粧品に配合されるものと医薬品に分類されるものがあります。
レチナールは近年、韓国コスメをはじめ国内メーカーでも販売されるようになりました。
レチノールは、効果が高いものほど副反応(A反応)が起こりやすくなっています。
医薬品であるトレチノインは、美容皮膚科などで取り扱いされており、健康保険は適用されません。
| レチノール種類 | 効果 | 成分名 | 分類 |
|---|---|---|---|
| レチニルエステル | 弱い | パルミチン酸レチノール プロピレンレチノール 酢酸レチノール | 化粧品 |
| レチノール | 中 | レチノール | 化粧品 |
| レチナール | やや強い | レチナール | 化粧品 |
| トレチノイン | 強い | トレチノイン | 医薬品 |
* 参考資料:Allergan Aesthetics Beauty
レチノールの効果
レチノールは、肌の真皮層でコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の生成を促進することから、さまざまな効果が期待できる成分です。
ターンオーバーをサポートする効果
レチノールはターンオーバーをサポートする効果があり、肌細胞が生まれ変わるサイクルを早めて蓄積した老化角質を取り除き、キメの整った肌へと導きます。
ターンオーバーの理想のサイクルは28日ですが、これは20代での日数になります。30代になると約40日、40代では約55日、50代は約75日までかかるといわれています。
ターンオーバーの周期が整うと、さまざまな肌悩みの改善が期待できます。
* 参考資料:とりい皮膚科クリニック
シミやくすみを改善する効果
レチノールはターンオーバーをサポートする効果があることから、蓄積したメラニンや汚れが排出しやすくなり、シミやくすみの改善に期待できます。
シワを改善しハリを与える効果
真皮はコラーゲンやエラスチンなどの繊維により肌の弾力を支えています。これらは年齢とともに減少し、シワやハリ不足の原因になります。
レチノールは、真皮のコラーゲンやエラスチンの生成を促進させることから、シワを改善し、ハリを与える効果があります。
ニキビの予防効果
ターンオーバーの周期が整うことにより、毛穴周りの老化角質も排出されるようになります。毛穴詰まりが原因で起こるニキビの予防に効果的です。
レチノールの効果はいつから出るのか?
レチノールの効果は、使い始めからしばらくは副反応(A反応)が出ることがあり、1〜3か月以降に効果が見られることが多いです。
使い始めから1~3日
レチノールは使い始めて1〜3日ほどは、特に反応が出ないことがあります。
2〜3日目くらいからごわつきやざらつき、違和感が生じる人、まったく感じない人、つけてすぐにヒリヒリが生じる人などさまざまです。
1~2週間
レチノールの副反応は、1〜2週間で出やすく、乾燥や赤み、かゆみが出たり、皮むけが起こることもあります。
小さな湿疹や皮むけや赤みが出ると、見た目にもわかるため、大切な予定があるときには逆算して避けるのが無難です。
この時期は、メイクのりも悪く最も気分が下がる時期といえるでしょう。
3~4週間
3〜4週間目になると、副反応が落ち着き始めて、1か月を過ぎる頃には気にならないレベルまで回復します。
1~3か月以降
ターンオーバーのサイクルが1回転する1〜2か月後になると、シワやシミ、毛穴目立ちなどが改善されやすくなります。
レチノール副反応の対策法
レチノールで副反応が出るのは、レチノールの濃度が高い場合や肌質によって現れやすくなります。使い始めて1か月で治まる方が多いものの、1か月も副反応が起こるのは鏡を見るたびにつらいものです。
レチノールの副反応を抑える対策法も知っておくと、ストレスが軽くすみます。
レチニルエステル系から使い始める
効果は低いですが、レチニルエステル系のレチノールはマイルドなため副反応が出にくいです。
パルミチン酸レチノール、プロピレンレチノール、酢酸レチノールなどの成分が対象ですが、これらは、肌を改善するというよりも「肌を慣らすために使う」と考えてもらうほうがいいでしょう。
「副反応が出にくい=効果がおだやか」なので、赤みや皮むけが起こりにくいレチノールになります。
週に1~2回の頻度で少量から始める
レチノールで副反応を出したくない場合は、週1〜2回の頻度で小豆粒ほどの少量から始めましょう。
1週目は1回、2週目は2回、3週目は3回と、徐々に増やしてゆっくりと肌に慣らしていくと副反応が出にくくなります。
使用前に保湿をしっかりおこなう
レチノールは脂溶性の成分であることから、基本は化粧水、乳液のあとに使用します。
さらにクリームをつけたあとにレチノールをつけると、より副反応を抑えることができます。
レチノールスキンケアの選び方
どのようにレチノールを選ぶかで、効果や副反応の出方が異なります。下記の3つの選び方を見ながら自分にベストなものを選びましょう。
レチノールの種類で選ぶ
レチノールには、化粧品で購入できる「レチニルエステル」「レチノール」「レチナール」と医薬品として処方される「トレチノイン」があります。
化粧品ではレチノールの濃度を公表していないところが多いですが、レチニルエステル<レチノール<レチナール<トレチノインの順で効果が高くなります。
化粧品では、レチニルエステルやレチノールを合わせて配合しているタイプもありますので、成分表をチェックしてみてください。
エアレス容器のタイプで選ぶ
レチノールは空気に触れると劣化する成分のため、空気に触れるスポイトタイプや空気が入るチューブタイプなどは、開封したときはレチノールが0.1%あっても使い続けていくうちに濃度がどんどん下がります。
レチノールは中身だけでなく、空気が入らないような容器の開発にも研究を重ねているメーカーも少なくありません。
資生堂は、レチノール製剤だけに使用する独自開発の特殊容器を開発しています。外側からは、針1本も通さない仕様で、開封後も空気の影響を受けません。
* 参考資料:資生堂ホーム
価格で選ぶ
レチノールの効果と価格は、ある程度比例するものと考えていいでしょう。
配合濃度、レチノールを安定させる技術、パッケージなどによって価格は大きく変動します。
レチノールとビタミンCは併用できる?
美肌ケアやエイジングケアにおすすめの2大成分といえば、レチノールとビタミンCです。しかし、レチノールとビタミンCは併用してもいいのか気になる人もいるのではないでしょうか。
結論は、レチノールとビタミンCの併用はOKです。
しかし、使い始めの刺激が出やすい時期は避けたほうがいいでしょう。レチノールで副反応が落ち着いた頃に、ビタミンCを取り入れるのがおすすめです。
使う順番は、ビタミンC→レチノールの順番になります。
例:化粧水→ビタミンC美容液→乳液→レチノール
または、朝ビタミンCを使って夜レチノールと、分けて使うのもOKです。
レチノール以外のスキンケアの効果はいつ出る?
化粧品にはレチノールと並んで人気の高いビタミンCや、美白ケア、保湿ケアがあります。
「レチノール以外のスキンケアの効果はいつ出るのか」も気になるところです。肌質そのものを変えることは難しいですが、効果の目安として下記内容を参考にしてください。
ビタミンCは1週間から1か月程度
ビタミンCは、毛穴の引き締めや皮脂分泌を抑える働き、美白効果などがあります。
ビタミンCは、ある程度濃度があるものを使用すると、1週間程度でキメが整い毛穴が目立ちにくくなります。
メラニンを還元する作用があるため、1か月程度で肌が明るく感じられることはありますが、シミが消えるのは難しいのが現状です。
美白は予防ケア!シミが増えていなければ効果がある
美白ケアとは、メラニンの生成を抑えたりメラニンの排出を促すことを目的としているため、シミを作らせない予防ケアになります。
日焼け止めをきちんと塗り、美白化粧品を使ってワンシーズン過ごし、シミが増えてなければ効果があるといえるでしょう。
保湿系は数日で効果がわかることが多い
保湿成分は、グリセリンやセラミドをはじめ多くの成分が化粧品に配合されています。
保湿成分は塗ってすぐにしっとりとした効果が感じられ、数日続けると乾燥が緩和されやすくなります。

レチノールの効果はゆっくり現れる
レチノールは使ってすぐに効果が出るスキンケアではありません。1~3か月後に徐々に効果が出ることがあるため、長期戦でチャレンジするのがおすすめです。
効果が出やすいのは、エアレス容器に入ったクリームタイプのレチノールで、価格は5,000円以上のものを目安に探すのがポイントです。
エアレスタイプでなければ、なるべく早く使い切れるサイズのものを選ぶほうが効率よく使えます。
この記事を読んでいただき、ご自身に合うレチノール探しのヒントになれば幸いです。

