オイリー肌(脂性肌)のスキンケア方法!テカる原因や改善方法を解説

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「どんどん皮脂が出てきてすぐにテカる」「朝からしっかりとメイクをしてもすぐに崩れてしまう」とお悩みではありませんか?オイリー肌(脂性肌)は、皮脂の分泌量が多い状態です。テカリやメイク崩れ、ベタつきやニキビなどが気になっている方も多いでしょう。

オイリー肌は、スキンケアの方法や生活習慣を変えることで改善できる可能性があります。今回は、オイリー肌になる原因や対策方法などについて見ていきましょう。

目次

オイリー肌とはどのような状態?

オイリー肌とは、皮脂の分泌量が多い肌質のことです。脂性肌とも呼ばれており、適切なケアをしなければニキビや吹き出物につながることもあります。気をつけたいのは、皮脂の分泌量が多い=オイリー肌ではないことです。

一見するとオイリー肌のように見える場合でも、実は混合肌(インナードライ)のこともあります。混合肌とは、皮脂量が多く水分量が少ない状態のことです。一方でオイリー肌の場合、水分量は十分にあります

混合肌は、肌の乾燥をカバーするために皮脂が多く分泌されている状態です。キメが粗く毛穴が目立ちやすい方はオイリー肌、肌がゴワついており皮膚が硬い方は混合肌の可能性が高いでしょう。適切なケアを行うためにも、自分が本当にオイリー肌なのかをまず見極めることが大切です。

オイリー肌混合肌
皮脂量過剰過剰
水分量適量~多い少ない

オイリー肌で起こりやすいトラブル

オイリー肌は、次のようにさまざまな肌トラブルを抱えやすい状態です。逆にいえば、次のような悩みがある場合はオイリー肌の可能性が高いともいえます。

毛穴が詰まったり黒ずみになったりする

オイリー肌の方は皮脂の分泌量が多く、毛穴が詰まりやすいことが特徴です。皮脂腺で作られた皮脂は、本来なら毛穴から肌の表面に排出されます。

しかし、皮脂の分泌量が多いと、排出がスムーズにいかずに詰まってしまうのです。また、皮脂と角質が混ざって角栓ができ、角栓が酸化されて黒ずみになることもあります。

ニキビができやすい

皮脂量が多いとニキビができやすくなります。これは、ニキビの原因となるアクネ菌が皮脂を餌にして繁殖する性質をもつためです。

アクネ菌が異常に増殖すると、皮膚に炎症を起こしてニキビができます。炎症が真皮層まで及ぶと、皮膚の再生ができなくなりニキビ跡が残りやすくなるので注意が必要です。

メイクが崩れやすい

どんなに丁寧にメイクをしても、オイリー肌の方はお昼頃には崩れてしまうことが多いでしょう。過剰に分泌された皮脂とメイクが混ざってヨレてしまうのです。メイクが崩れないように厚塗りすると、かえって汚く崩れてしまいます。

オイリー肌の方がテカリやすい原因

オイリー肌の方は、なぜ皮脂の分泌量が多くなっているのでしょうか。原因として主に次の6つが挙げられます。

原因1:肌の乾燥

肌の水分量が不足していると、余計に皮脂の分泌量が増えます。足りていない水分を皮脂で補おうとして、どんどん皮脂を分泌してしまうのです。水分量が不足する原因としては次のようなものがあります。

  • 一日に何度も洗顔している
  • 洗浄力の強い洗顔料を使用している

皮脂を取り除こうと何度も洗顔したり洗浄力の強い洗顔料を使用したりすると、皮脂だけでなく水分まで奪われてしまいます。

原因2:皮脂の取り除き過ぎ

テカりやすくなる原因として多いのが、皮脂の取り除き過ぎです。皮脂が多いのが気になるからといってあぶら取り紙やティッシュなどで皮脂を取ると、奪われた皮脂を補おうとしてさらに皮脂が分泌されます。

皮脂は肌を保護したりうるおいを保持したりするのに必要なため、不足すると肌を守るためにかえって分泌量が増えてしまうのです。

原因3:ホルモンバランスの変化

皮脂の分泌には、ホルモンが関係しています。思春期になるとニキビができやすくなるのは、男性ホルモンの一種であるテストステロンの分泌が増えて皮脂分泌量が過剰になるためです。

また、女性の場合は生理前になると皮脂が増えると感じている方もいるでしょう。これは、女性ホルモンの一種であるプロゲステロン(黄体ホルモン)が原因です。プロゲステロンには皮脂の分泌を促す働きがあります。

原因4:間違ったスキンケア

皮脂量が多いからといって保湿力の低いスキンケアアイテムを使用していると、皮脂の分泌量が増えてしまいます。皮脂が多くても、しっかりと保湿することが大切です。また、肌をゴシゴシこすったりピーリングを頻繁に行ったりすることも皮脂の過剰分泌につながります。

原因5:ストレスを溜め込んでいる

ストレスを溜め込むと、皮脂の分泌量を増やす働きがある男性ホルモンの分泌量が増えることが分かっています。また、自律神経のバランスが乱れて皮脂のコントロールができなくなることも知られているため、ストレスを溜め込まないように気をつけることが大切です。

原因6:遺伝の影響

皮脂の分泌量は、遺伝することがあります。両親の皮脂分泌量が多い場合、その子どもも皮脂が多く分泌される可能性があります。

オイリー肌を改善するスキンケアの方法

正しいスキンケアを続けることで、皮脂の分泌量を減らしテカリを抑えることができます。

皮脂を取り除きすぎないクレンジングや洗顔を行う

皮脂を取り除いてスッキリしたい気持ちは分かりますが、取り過ぎには注意しましょう。皮脂は肌を守るために必要なものです。クレンジングや洗顔料は、適度に皮脂を残しつつ汚れやメイクを落とせるものを使用しましょう。

肌をしっかり保湿する

オイリー肌でも保湿は欠かせません。まったく保湿しない状態が続くと、かえって皮脂の分泌量が増えます。しっかりと保湿をして肌に水分を補給しましょう。ただし、油分の多いオイルやクリームは控えるようにしてください。

日頃から紫外線対策を行う

紫外線にあたると、皮脂の分泌量が増えます。紫外線を浴びると皮膚組織で皮脂腺が過剰に作られ、皮脂の分泌量が増えてしまうのです。また、紫外線だけでなく近赤外線も皮脂量を増やす働きがあることが分かっています。

オイリー肌の改善におすすめの生活習慣

オイリー肌を改善するためには、日頃の生活習慣から見直しを行うことが大切です。普段の何気ない習慣がオイリー肌を招いている可能性があります。

ビタミンB1を摂取する

ビタミンB1には皮脂の分泌量を調整する働きがあるため、オイリー肌が気になる方は積極的に摂取しましょう。

ビタミンB1が豊富な食品可食部100gあたりに含まれているビタミンB1の量
小麦胚芽1.82mg
豚ヒレ肉1.32mg
豚もも肉1.01mg
うなぎの蒲焼0.75mg
焼き海苔0.69mg

質の良い睡眠をしっかりととる

睡眠不足は、ホルモンバランスの乱れを引き起こし、皮脂量を増やす原因となります。睡眠不足のときには皮脂の分泌量が増えるため、日頃から意識して質の良い睡眠をとることが大切です。睡眠の質を高めるためには、以下のポイントを押さえるとよいでしょう。

POINT

就寝の2~3時間前に入浴をする
朝起きたら日光を浴びる
寝る前に強い光を浴びない
就寝の5~6時間前からカフェインの摂取を控える

バランスの良い食事を心がける

糖質や脂質を摂り過ぎると、皮脂の分泌量が増えやすくなるといわれています。バランスの良い食事を心がけ、甘いものや脂っこいものは食べ過ぎないように気をつけましょう。

まとめ

オイリー肌は、皮脂の分泌量が多い肌質のことです。皮脂が多いからといってスキンケアを怠ったりあぶら取り紙を使いすぎたりすると、かえって皮脂量が増えてしまいます。

オイリー肌を改善するためには、しっかりと保湿を行うこと、洗浄力が強すぎないクレンジングや洗顔料を使うこと、紫外線対策をすることなどが重要です。日々の生活やスキンケアを見直せば、テカリ知らずの肌を手に入れられるでしょう。


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この記事を書いた人

「自分の肌に合ったものを見つける」ことをコンセプトに中立公正なスキンケア情報を得られるよう、質の高いコンテンツ作りに努めています。気になる美容のトピックや知りたいことがあれば、ぜひお問い合わせください。

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