肌の糖化を防ぐ成分とスキンケアアイテム5選!老け見えを防ぐ食べ物・飲み物も紹介

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「しっかりケアしているのに、黄ぐすみや色ムラが改善しない」「額や目元の細かいシワが気になる……」そんな肌の悩みは、糖化が関係しているかもしれません。

肌の老化を加速させる糖化とは、一体どのような現象なのでしょうか。

今回は、糖化のメカニズムや糖化対策に効果的なスキンケア成分、おすすめのアイテムを紹介します。糖化を防ぐ食べ物・飲み物もお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

  • 美白:メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぎます。
目次

肌の老化を加速させる「糖化」とは?

糖化とは、体内の余分な糖とたんぱく質が結びつき、AGEs(Advanced Glycation End Products:終末糖化産物)という老化物質をつくり出す現象のことです。

活性酸素による酸化が「身体のサビ」に例えられるのに対し、糖化は「身体のコゲ」に例えられます。ここでは、糖化の原因やメカニズム、肌に与える影響を紹介します。

糖化のメカニズム

糖化というと難しく感じるかもしれませんが、実はとても身近な現象です。

例えば、ホットケーキを焼くと表面がこんがり褐色になりますが、これもひとつの糖化反応(メイラード反応)です。ホットケーキを焼くことで、生地に含まれる糖(砂糖)とたんぱく質(牛乳・卵)が結びつき、香ばしい焼き色が生まれます。

実はこれと同じ現象が、私たちの体内でも起こっているのです。

体内の余分な糖がたんぱく質と結びつき、体温によってじわじわ加熱されると、最終的にAGEsに変化し、肌や健康にさまざまな悪影響を与えます。

肌で糖化が起こるとどうなる?

肌は、表面から順に「表皮・真皮・皮下組織」の3層で構成されています。

表皮で糖化が進むと褐色のAGEsが肌の表面に沈着し、透明感が奪われてしまいます。さらにAGEsが蓄積すると肌のターンオーバーも乱れ、古い角質やメラニンが排出されにくくなります。その結果、くすみやシミが目立つようになるのです。

真皮で糖化が起こると、肌の構造を支えるコラーゲンやエラスチンが糖と結びついて劣化し、肌のハリや弾力が失われます。その結果、シワやたるみとなって現れます。

AGEsは肌だけでなく血管や内臓、目や脳にまで影響を及ぼし、動脈硬化や白内障、アルツハイマー病のリスクまで高まるといわれています。

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糖化を引き起こす原因

糖化を引き起こす大きな原因は、体内に余ってしまった糖です。糖は本来、身体のエネルギー源として大切な存在ですが、摂りすぎると脂肪として蓄えられたり、たんぱく質と結びついてAGEsに変化したりします。

特に、甘いお菓子やパン、ジュースなど糖質の多い食品を摂りすぎると血液中に糖が余りやすくなり、AGEsの生成がどんどん進んでしまうのです。揚げ物や加工食品など、AGEsそのものを多く含む食品の摂りすぎも糖化を加速させる要因になります。

糖化した肌をもとに戻す方法は?

糖化によってつくられるAGEs(終末糖化産物)はもともと褐色で硬く、体内で自然に分解・排出されにくい性質を持っています。そのため、一度糖化した肌をもとに戻すのは困難です。だからこそ、AGEsをつくらせない・蓄積させない毎日のケアが大切です。

肌の糖化を防ぐスキンケアを取り入れるとともに、日々の生活習慣を見直し、若々しく健康的な美肌をキープしましょう。

肌の糖化を防ぐスキンケア成分

肌の糖化を防ぐためには、抗糖化作用のある美容成分を取り入れるのがおすすめです。肌の糖化を防ぐ主なスキンケア成分は、ビタミンC誘導体セイヨウオオバコ種子エキスコウジ酸が挙げられます。それぞれの効果を詳しくみていきましょう。

ビタミンC誘導体

美白や毛穴ケアにピッタリのビタミンC誘導体は、糖化の予防にも効果的です。
さまざまな活性酸素を消去して老化を防ぐほか、糖の燃焼を促してたんぱく質の糖化を抑える作用もあります。
さらに、酸化したビタミンCは糖の代わりにたんぱく質と結びつき、糖化反応をブロックしてくれます。

セイヨウオオバコ種子エキス

セイヨウオオバコ種子エキスとは、オオバコ科の植物であるセイヨウオオバコの種子から抽出されたエキスです。
セイヨウオオバコ種子エキスにも、糖とたんぱく質が結合することで起こる糖化(メイラード反応)を阻害する働きがあります。
実験においても皮膚の糖化を防ぐことが証明されており、ハリ・ツヤの改善効果が確認されています。

コウジ酸

コウジ酸は美白有効成分として厚生労働省に承認されており、メラニンの生成を抑制してシミやそばかすを防ぐ効果があります。
加えて、抗酸化作用や抗糖化作用があることもわかっており、黄ぐすみを防ぎ肌の透明感を保ってくれます。

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肌の抗糖化ケアができるスキンケアアイテム5選

黄ぐすみやたるみの原因となる糖化の進行を抑えるために、抗糖化に着目した洗顔料や美容液などを取り入れましょう。

ここでは、抗糖化ケアができるおすすめのスキンケアアイテムを5つ紹介します。

コスメデコルテ|ホワイトロジスト ネオジェネシス ブライトニング コンセントレイト

公式サイト:コーセープロビジョン株式会社

コスメデコルテの「ホワイトロジスト ネオジェネシス ブライトニング コンセントレイト」は、シミやくすみのケアに特化した薬用美白美容液です。
天然由来美白有効成分コウジ酸がシミ・そばかすの原因になるメラニンの生成を抑え、透明感あふれる肌に導きます。
さらに、保湿成分夏白菊エキスが肌にうるおいを与え、乾燥によるくすみも同時にケア。
さらっとした水のようなテクスチャーでベタつかず、朝のメイク前にも使いやすい一本です。

商品名ホワイトロジスト ネオジェネシス ブライトニング コンセントレイト
価格/容量8,800円(税込)/20mL(限定)
16,500円(税込)/40mL
20,900円(税込)/60mL
有効成分コウジ酸

ドクターケイ|ドクターケイ カクテルVプレミアムクリーム

公式サイト:株式会社ドクターケイ

ドクターケイの「ドクターケイ カクテルVプレミアムクリーム」は、酸化と糖化にダブルでアプローチできる高機能クリームです。
油溶性・水溶性のビタミンC誘導体をメインに、10種類のビタミンを配合したカクテルビタミン®が肌老化の引き金となる酸化をブロック。
さらに、整肌成分セイヨウオオバコ種子エキスの抗酸化作用によってエイジングサインにもアプローチします。
濃厚なクリームでありながらベタつかず、朝のメイク前にも使いやすいのが特徴です。

商品名ドクターケイ カクテルVプレミアムクリーム
価格/容量17,600円(税込)/30g
  • ビビタミンA:パルミチン酸レチノール(製品の抗酸化成分)/ビタミンB群:ピリドキシンHCI、チアミンHCI、リボフラビン、シアノコバラミン、ナイアシンアミド(製品の抗酸化成分) ビタミンC:ビスグリセリルアスコルビン酸、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(製品の抗酸化成分)/ビタミンE:酢酸トコフェロール(製品の抗酸化成分) ビタミンP:グルコシルヘスペリジン(製品の抗酸化成分)

DECENCIA|アヤナス エッセンス コンセントレート

公式サイト:株式会社DECENCIA

DECENCIA(ディセンシア)の「アヤナス エッセンス コンセントレート」は、糖化ケアに特化した敏感肌用美容液です。
糖化に着目した整肌成分「シモツケソウエキス」配合で、糖化による黄ぐすみやたるみを防ぎます。
乳液に近いとろみのあるテクスチャーで、ごわついた肌をやわらげながら角質層へ浸透。
ゼラニウムとラベンダーの香りが、心地良いスキンケアタイムを演出してくれます。

商品名アヤナス エッセンス コンセントレート
価格/容量8,250円(税込)/36g

POLA|B.A ディープクリアライザー

公式サイト:株式会社ポーラ

POLAの「B.A ディープクリアライザー」は、洗顔・マスク・マッサージの3機能を兼ね備えた高機能なスキンケアアイテムです。
コクのあるジェルクリームが肌の上で微細な泡に変化し、やさしくマッサージすることで汚れや古い角質を取り除きます。
クレンジングや洗顔では落としきれない糖化※1・くすみ※2のある角層まで除去し、ハリ感・透明感のある肌に導きます。

商品名B.A ディープクリアライザー
価格/容量13,200円(税込)/120g
  1. 角層の糖化
  2. 汚れや古い角層による

VIRCHE|リペアモイストセラム

公式サイト:株式会社ヴァーチェ

VIRCHE(ヴァーチェ)の「リペアモイストセラム」は、くすみ※1・ハリ不足・キメの乱れ・乾燥をマルチにケアできる美容液です。
糖化に着目した進化系発酵イソフラボン※2と2種の発酵培養液※3が肌のキメを整え、透明感のある肌へ導きます。
さらに、5種のヒト型セラミド※4やリンゴ幹細胞エキス※5、マルラオイルなどの保湿成分がごわつきがちな肌をうるおいで満たし、ハリ不足にもアプローチします。

商品名リペアモイストセラム
価格/容量5,940円(税込)/50mL
  1. 乾燥やキメの乱れによる
  2. アスペルギルス/ダイズ種子エキス発酵エキス液(保湿成分)
  3. ガラクトミセス培養液、グルコノバクター培養液(保湿成分)
  4. セラミドNG、セラミドAP、セラミドAG、セラミドNP、セラミドEOP
  5. リンゴ果実培養細胞エキス

糖化を防ぐ食べ物・飲み物も取り入れよう

肌の糖化を防ぐためには、スキンケアだけでなく身体の内側からのケアも欠かせません。ここでは、糖化を防ぐ食べ物・飲み物を紹介します。

糖化を防ぐ食べ物・飲み物

効果成分:食品例
AGEsを抑制するビタミンB1:豚肉、大豆、玄米、うなぎなど
ビタミンB6:赤身肉、鶏肉、マグロ、カツオ、バナナなど
クエン酸:レモン、グレープフルーツ、梅干し、すだちなど
フラボノイド:緑茶、紅茶、赤ワイン、リンゴ、ぶどう、オレンジ、ピーマンなど
α-リポ酸:レバー、トマト、ほうれん草、いんげんなど
スルフォラファン:ブロッコリースプラウト
血糖値の急上昇を防ぎ、糖の吸収を穏やかにする食物繊維:玄米、豆類、ごぼう、ほうれん草、キャベツ、リンゴ、バナナ、キウイフルーツ、きのこ類、海藻類など

また、血糖値を急激に上昇させる「高GI食品」を摂りすぎると糖化が進みやすくなります。血糖値をゆるやかに上昇させる「低GI食品」に置き換えましょう。

高GI食品→低GI食品の置き換え例
  • 白米→玄米・雑穀米
  • 白パン・フランスパン→全粒粉パン・ライ麦パン
  • うどん・中華麺・パスタ→そば
  • グラニュー糖→メープルシロップ

極端な糖質制限は必要ありませんが、菓子パンやスナック菓子、インスタント食品など糖質や脂質が多い食品を好んで摂取している方は、量を減らすことをおすすめします。

まとめ

肌の糖化は、シミやくすみ、たるみなどの老化を加速させる原因のひとつです。一度できたAGEsは分解されにくいため、進行を防ぐケアが重要です。糖化を防ぐスキンケア成分を取り入れるとともに、AGEsを抑制する食べ物や飲み物も取り入れ、ハリ・ツヤのある若々しい肌をキープしましょう。

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この記事を書いた人

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